埼玉大学理学部

学部長挨拶・沿革

学部長挨拶

 自然科学を解き明かす学問は、基礎から応用まで多岐にわたります。
 そのなかでも理学は、基礎研究を主体とします。
 基礎研究というと役に立たない事と思われがちですが、そんなことはありません。
 実際、基礎と応用の境界はそれほど明確ではありません。また、一般には物事の進行は基礎から応用・実用という道筋と思われがちですが、自然科学の場合は逆向きの道筋、同時進行など様々です。
 例えば、現在、船を作るには船舶工学や材料工学といった工学系の知識や、水の運動を解析する流体力学などの理学系知識などを駆使します。
 しかしながら、船は太古の昔から移動手段や漁業のために作られてきました。その頃は、上で述べたような知識ではなく、実経験で船を作っていたと思われます。すなわち、実用化が一番先にあり、船を作るための研究は後から経験を追いかけた事になります。現在でも、実世界には完全な理解を得られないながら利用されている(利用せざるを得ないというほうが適切でしょう)事例があります。世の中には未知なものに溢れていますが、それらを解明することは、世の中をより安全で快適にすることに繋がります。理学はそれに貢献できる学問です。「『分からない』を楽しみ、解明する。」それが理学の醍醐味です。

 埼玉大学理学部には数学科、物理学科、基礎化学科、分子生物学科、生体制御学科の5学科があり、自然科学における広い分野の教育と研究を行っています。
 それぞれの学科で開講される科目による専門的知識に加えて、副専攻プログラムなどにより分野を横断した幅広い知識を得られるようなカリキュラムも用意されています。

 このような環境で「分からない」を楽しんでみませんか。
 「分からない」事が「分かる」には相当の努力を必要としますが、「分かった」ときの喜びは格別です。
 埼玉大学理学部はその喜びを分かち合えるよう皆さんを全力でサポートします。

理学部長 長澤 壯之

沿革

年月 事項
1949
(昭和24)年
5月
埼玉大学:文理学部、教育学部の2学部をもつ大学として設置
1949
(昭和24)年
6月
新制国立大学発足
1953
(昭和28)
年5月
大学本部を教育学部構内(常盤地区)より文理学部構内(北浦和地区)に移転
1965
(昭和40)年
4月
文理学部を改組。
教養学部(教養学科)、経済学部(経済学科、経営学科)及び理工学部(数学科、物理学科、化学科、生化学科、機械工学科、電気工学科、応用化学科、建設基礎工学科)設置。
1967
(昭和42)年
3月
大学事務局・学生部が新管理棟(大久保地区)移転
1969
(昭和44)年
4月
理学専攻科(数学専攻・物理学専攻・化学専攻・生化学専攻)設置
1972
(昭和47)年
3月
文理学部廃止
1976
(昭和51)年
5月
理工学部を改組、理学部、工学部設置
1977
(昭和52)年
4月
理学部に生体制御学科設置
1978
(昭和53)年
4月
大学院に理学研究科設置、理学専攻科廃止
1980
(昭和55)年
4月
分析センタ-設置
1981
(昭和56)年
4月
理学研究科に生体制御学専攻設置
1984
(昭和59)年
3月
理工学部廃止
1989
(平成元)年
4月
大学院理工学研究科(博士前期課程、博士後期課程)設置
1991
(平成3)年
3月
理学研究科廃止
1995
(平成7)年
4月
理学部が数学科、物理学科、基礎化学科、分子生物学科及び生体制御学科に改組
1999
(平成11)年
4月
理工学研究科化学専攻、生化学専攻、電気電子工学専攻及び情報工学専攻が基礎化学専攻、分子生物学専攻、電気電子システム工学専攻及び情報システム工学専攻に名称変更
2003
(平成15年)
4月
総合科学分析支援センター設置(分析センター、アイソトープ共同利用施設と理学部動物実験室を統合)
2006
(平成18年)
4月
大学院理工学研究科改組重点化。
理工学研究科を教育組織(理工学研究科・教育部)と教員組織(理工学研究科・研究部)とに分離。
博士前期課程・6専攻(13コース)、博士後期課程・理工学専攻(6コース)を設置。

理学部TOPIX

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