多様性のある子どもに寄り添い、支え合う教育の創造
特別支援教育専修では、障害のある子どもの生命と尊厳を守り、発達を支援する教育のあり方を学びます。障害のある子どもに向き合うためには、熱い思いとともに、高い専門性が必要とされます。特別支援教育に携わる教員には、特定の障害に応じた優れた専門性に加え、多様な障害に対応できる幅広い知識が求められているのです。そこで本専修では、生理学、心理学、教育学など広範囲な研究成果を基礎として学習し、知的障害、肢体不自由、病虚弱、重複障害、発達障害などについて、専門的・系統的に学習・研究を深めます。その上で、子どもたちの実態に合わせた授業実践を、創造的に展開できるような力を育てます。埼玉大学教育学部附属特別支援学校の実践に触れる機会も多くあります。
特別支援教育の専門科目は、2年次から本格的に始まります。3年次からは専門分野のゼミに所属し、4年次には大学の学びの集大成として卒業論文を完成させます。
「さわって、こねて、小麦粉探検隊」
「出張清掃をしよう」全体説明
「出張清掃をしよう」個に応じた声かけ
こんな授業 こんな研究
名越 斉子 教授
私たちは記憶、視空間、言語理解などの認知機能を使って学びます。障害のある子どもは、認知機能の発達がゆっくりだったり、凸凹が大きかったりするため、何かを理解し、習得するのに苦戦することがあります。しかし、本人にあった内容や方法で学ぶ経験を積み上げることによって、認知機能の発達や使用は促進されるものです。したがって、学習環境の整備はとりわけ障害ある子どもにとって大切です。特別支援教育の教師は、障害に対する高度な知識や技術と同時に、子どもにポジティブで高い期待を持ち、学びと発達を促す環境、すなわち効果的な教育を提供するのです。
私は、知能・認知能力のアセスメントと認知特性を踏まえた支援を研究しています。また、日米の研究者と共同で、学習者の学びの舵取りを支える学びのユニバーサルデザインの研究も行っています。担当している発達障害児の教育やアセスメントの授業では、こうした研究のエッセンスも紹介します。
主な授業科目
特別支援教育概論、障害児の心理生理学、障害児のアセスメント、障害児教育課程総論、肢体不自由児指導法、病弱児指導法、聴覚障害児教育総論、視覚障害児教育総論、発達障害児の心理と指導、重度・重複障害児の心理と指導 他
在学生の声
3年生
本専修では、障害のある子どもたちへの教育について、発達や行動、学習の特性などとともに学びます。附属特別支援学校での教育実習では、子どもたち一人一人と向き合いながら学びある充実した時間を過ごすことができました。ここでの学びは、特別支援学校だけでなく、小学校や普段の生活の中でも活かされると思います!
興味のある方、一緒に特別支援教育について学びませんか?