身体文化の知性(身体知)を求めて
身体文化は、人生の豊かさを根底から支えています。この身体文化の意義と重要性を学ぶのが体育という教科です。身体文化専修では、スポーツ、武道、舞踊等の身体文化を学びながら、体育に強い小学校教員、中高の保健体育科教員を養成します。
そのために、自らの専門とする実技種目を究めると共に、多様な実技を実践する形で身体文化を身につけていきます。また、身体文化に対する様々な知識も深め、その意義と重要性を学びます。
このことを実現するために、本専修のカリキュラムは、実技を中心に多く揃え、身体運動の更なる魅力を感じられるようにすると共に、専門的で実践的な知識も身につけられるよう配慮しています。さらに、学んだ知識をいかに教えるのかという指導法についても学べるようにしています。既に、本専修学生として多くの仲間が切磋琢磨しながら学びを共有しています。ぜひ、我々と一緒に学んでいきましょう。
こんな授業 こんな研究
古田 久 准教授
私の専門は、バレーボールと運動心理学です。バレーボールではゲーム展開や相手の動作に基づいて「予測的」に行動することが上手にプレーするためのポイントになります。そのため、この予測力を高める方法について心理学的に研究しています。また、学校体育では、当然、運動が苦手な児童・生徒もいます。教師はそのような児童・生徒も的確に指導しなければなりません。しかし、なぜ運動が苦手なのか、どうすれば上達するのかはよく分かっていないのが現状です。これらを明らかにするのが現在の私の中心的な研究テーマです。
「川を上り、海を渡れ」という格言があります。「川を上る」とは歴史や先行研究をしっかり調べること、「海を渡る」とは海外の事例や取り組みに目を向けることを意味します。私が担当する授業では、教育実践に役立つことを目指して、この格言を意識しながら授業を構成しています。
主な授業科目
体育原論、身体・スポーツ文化論、体育心理学、体育測定評価論、体育社会学、衛生学、運動学、学校保健、生理学、保健体育科指導法、運動方法実践研究、体育実技(陸上競技、体つくり運動、器械運動、ダンス、柔道、バスケットボール、バレーボール、サッカー、シーズン・スポーツ) 他
学生の声
3年生
身体文化専修では、知識・実績・経験豊富な先生方のもと、様々なスポーツに触れ、教員となるために必要な知識や技能を児童生徒の立場、教員の立場の両方から学ぶことができます。小学校・中学校両方の教員になるための授業を受ける学生や、部活動に所属している学生が多く、専修のみんなが学年の垣根を超えて、楽しく支え合いながら授業や部活動に日々取り組んでいます。
ぜひ、私たちとともにスポーツを通して充実した学生生活を送りましょう!