1.留学生のための教育研究

日本語能力を要求されることなく教育・研究指導をすべて英語のみで受けることが可能な環境社会基盤開発留学生特別コース(博士前期課程)や環境科学・社会基盤国際プログラム(博士後期課程)がある。一方、留学生には日本語の学習を奨励しており、多くの留学生は埼玉大学で日本語も学習して、日本文化に対するよき理解者となって帰国している。

2.充実した施設と環境

キャンパス内に4棟(全200室)からなる国際交流会館を有し、本学で学ぶ留学生のおよそ4分の1を収容している。また、留学生の学習・生活上の様々な問題に対処できる体制をとっており、留学生と地域との交流事業も盛んで、留学生会など相互扶助組織も確立しており、都心からのアクセスが良好なこととあいまって、留学生にとって優れた居住環境である。

3.留学生教育の実績

1992年より環境・社会基盤留学生特別コースを設置して留学生教育を本格的に開始し、それ以降、理工学研究科として、各国から、文部科学省国費留学生を含め多くの留学生を集めている。本学の留学生教育に関する豊富な経験と実績は内外の高い評価を得ており、その結果、アジア開発銀行からADB- JAPAN Scholarshipの受け入れ大学院として指定され、環境・社会基盤工学分野の博士前期課程に毎年約10名のADB奨学生を受け入れている。そのほか、世界銀行、JICAなどの奨学金を得た留学生、および私費留学生も多数入学している。