埼玉大学理学部

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第8回HiSEP特別セミナー(2019.12.19)」 開催のお知らせ

第8回HiSEP特別セミナーは、講師に元理工学研究科長・伏見さんをお招きし、以下の展開でお話いただきます。
1.ヒトゲノム読破に至る物理学的発想
--- 生命とは時計のようなものである(分子生物学のDNA支配の機械論的生命観)
2.生命とはロウソクの炎のようなものである
--- 非線形非平衡熱力学の生成論的生命観
3.進化分子工学の考え方
--- 両生命観の相補性に基づく進化能的生命観

学部・学科を問わず多くの学生の皆さんのご参加をお待ちしています。

日時・会場:2019年12月19日(木)13:00-14:15  理学部講義実験棟1番教室

講師:伏見 譲 氏  埼玉大学名誉教授 元工学部教授

タイトル: 『生命現象のPhysics --- 情報進化学との接点をめぐって ---』

概要: 現在世界は情報通信革命の最中にある。人間社会にとっては、産業革命に匹敵する変革だが、自然史(含・人類史)においては、3回目の情報革命だと言えるだろう。1回目は生命の起源で、それはこの宇宙における符号化デジタル情報の創発に他ならない。これによって、物質の進化は生命の進化の段階に飛躍した。情報形態の進化が、系の進化能を進化させる典型例の最初である。本講では、このような認識に導いた生物物理学的研究の系譜と、そこから導かれる生命観の変遷について述べる。

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