埼玉大学理学部

理学部の特色

理学部の特色

 理学部では、自然科学を教育・研究の対象としており、その学問分野に応じて数学、物理学、基礎化学、分子生物学、生体制御学の5学科を設けています。理学は私たちを取り巻く自然現象の根底にある真理や原理を探求する学問です。学部教育では基礎的知識と技術の学習のもと、論理的・抽象的思考能力、課題探求・解決能力といった、社会に出て第一に求められる能力の養成に努めています。
 理学部では大学院までの一貫した教育プログラムを提供し、それぞれの専門分野の知識を核にして、世界とコミュニケーションできる人材の育成を目指しています。学部4年間は主に専門分野の基礎を修得する時期として、それぞれの学科の設定するカリキュラムに基づき、専門分野の基礎をきちんと学ぶための教育を行っています。

4年間の典型的なカリキュラムの流れを紹介します。

1年次 外国語項目や基礎科目では、幅広い教養を身につけます。
また、理工系基礎教育科目、専門基礎科目では学部横断的な知識を学ぶとともに、専門科目を学ぶための基礎を習得します。
専門科目では、学科ごとに固有の専門分野に関する講義・実験・演習を履修します。
2年次
3年次 各分野の専門科目も専門性が高くなります。実験・演習では、基本的な技術や研究に必要な考え方などを身につけるとともに、プレゼンテーション能力も磨きます。
4年次 研究室に所属して、専門分野に関する深い知識を習得するとともに、その知識を活用し自らの手で課題を解決する卒業研究を行います。

 また、理学部では「副専攻プログラム」を開講し、自らの専門分野以外の理学領域を広く学ぶことにより、学問的な視野を広げ、研究に必要な多くのスキルを修得することができます。特に「ハイグレード理数教育プログラム(HiSEP)」では学内外(外国人)の研究者による理学セミナー、研究発表に向けた科学英語教育、ディベートを重視したアクティブラーニングを導入して、専門教育を補強するとともに、専門教育を超えた、社会性・グローバルの視点からの講義を提供しています。

研究活動について

 理学部の教員は大学院理工学研究科の所属し、理学に関わる理論的・実験的アプローチから最先端の研究活動を行っています。
 また、その研究の一部は理化学研究所、産業技術総合研究所、埼玉県環境科学国際センター、埼玉県立がんセンターをはじめ、多くの国内外の研究所との共同研究として行われています。
 このように活発に行われている研究活動は、理学部学生が3年次から携わる、高レベルな専門教育や卒業研究に向けておおきな教育的効果を与える点で重要です。研究と教育、その連動性を重視し、学部での高い教育レベルを目指します。

理学部TOPIX

→
←