実務家教員紹介

渡邉 陽一郎教授

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- プロフィールPROFILE
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1967年福島県生まれ。入社後は技術・研究職として、自動車インテリア照明、医療機器、スポーツ用具、通信など幅広い分野の製品開発に携わってきました。高機能製品事業部時代には、経営と並行して岩手大学大学院で基礎研究活動を行い、博士号を取得しました。
その後、営業職へ転身し、リーマンショック後の事業再生や中国上海に販売子会社を設立するなど、変化の激しい環境下で柔軟な対応力を磨きました。これらの経験は、不確実な社会情勢をポジティブに捉え、変化に対応する視点を養う上で重要な機会となりました。現在は代表取締役社長として「弾性無限への挑戦」を掲げ、未来を担う子供たちの笑顔を想像しながら、カッコいい仲間たちと新たな価値の創造を楽しんでいます。
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- 経歴CAREER
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1989年4月 株式会社朝日ラバー 入社 2002年4月 高機能製品事業部長 2004年6月 株式会社ファインラバー研究所 取締役就任
(現 株式会社朝日FR研究所)2010年6月 取締役営業統括部長就任 2012年1月 朝日科技(上海)有限公司董事長就任 2013年1月 朝日橡膠(香港)有限公司董事長就任 2015年3月 代表取締役社長就任(現在に至る)
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- 所属会社AFFILIATION
- 株式会社朝日ラバー
https://www.asahi-rubber.co.jp
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- 現在行っている授業についてLECTURE
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社会や業界の動向を的確に捉え、課題解決能力を高めるための実践的なスキルを習得します。まず、政府機関や業界団体から発表される各種資料を読み解く能力を養成して、社会が直面する課題や将来展望を分析する手法を学ぶとともに、社会が求める未来像を理解し、それに対応した課題解決へのアプローチを習得します。さらに、様々な課題解決事例を分析することで、単なる知識の習得にとどまらず、実践的な課題解決能力の向上を目指します。
後半では、グループワークを通して、学んだ知識を実践的に活用します。いくつかの課題設定を行い、グループごとに異なる解決策を検討します。独自の解決策を発表し、全員で活発な討議を行います。この過程を通じて、組織における効果的な課題解決プロセス、チームワークの重要性、そして多様な意見を統合する能力を養成します。
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- 学生に一言MESSAGE
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企業は社会の一員として、様々な課題解決に貢献する責任を負っています。私たちを取り巻く社会には、多様な才能と経験を持つ仲間がいます。私たちはみんな個性的であり、1人ひとりが自分には持っていないすばらしい感性や潜在する能力を有しています。異なる視点や専門性を活かし共創することで、自分自身の能力を最大限に発揮し、成長できる環境がここにあります。社会を理解し、自身の強みと弱みを把握することで、より大きな成果を生み出し、充実感を得られるでしょう。これまで培ってきた知識や経験を活かし、知恵に変えるスキルを身につけるお手伝いができれば幸いです。共に成長していきましょう。