イノベーション人材育成部門
埼玉県や日本の産業基盤の強化を目指して
新たな価値創造の源泉となる理工系人材を育てる
令和4年4月1日に大学院理工学研究科 博士前期課程は改組しました。
改組に伴い、理学部、工学部共に、質の高いシームレスな6年一貫型教育による科学技術イノベーション創出に貢献しうる実践力を備えた理工系人材の育成を目標として、6専攻・13 コースで構成された従来の博士前期課程を、理学部・工学部の10 学科と一体を成す6年一貫型の5専攻・10 専門教育プログラムに再編成しました。
また、改組に併せて、専攻横断型の教育プログラムとして、文理融合型専門教育プログラム「地球環境における科学技術の応用と融合プログラム(融合教育プログラム)」、及び、副プログラムとして3つの特別教育プログラム「6年一貫型イノベーション人材育成プログラム」、「データサイエンティストとしての素養を備えた理工系人材育成プログラム」及び「ハイグレード理数教育プログラム6年一貫型(HiSEP-6)」を導入しました。「イノベーション人材育成部門」はこれらの専攻横断型教育プログラムを円滑に運用するために新設された理工学研究科の教育組織であり、「イノベーション人材育成領域」及び「数理・データサイエンス人材育成領域」の2領域から構成されます。
イノベーション人材育成部門には、企業での経験が豊富な「実務家教員」が配置されており、実務家教員の皆様にはPBL型授業(「課題解決型特別演習」、博士前期・後期共通科目)をご担当いただいています。実務家教員によるPBL型授業を通して、科学技術イノベーション創出に貢献しうる実践力を備えた理工系修士人材の育成を推進するとともに、企業における博士人材像を示すことで、企業研究者を目指す博士人材の育成にも取り組んでいます。
理工学研究科では、実務家教員のご協力を得て、先進的な専攻横断型教育プログラムによる実践的教育を充実させることで、科学技術イノベーションを牽引する理工系高度人材を社会に輩出し、埼玉県地域ひいては日本の産業基盤の強化に貢献することを目指しています。
なお、イノベーション人材育成部門における教育活動は、理工学研究科が新たに導入した専攻横断型教育プログラムに共鳴いただいている企業の皆様のご理解の下、成り立っています。この場を借りて、ご協力いただいている企業の皆様に厚く御礼申し上げます。