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2024/02/14

人と人をつないで商品をつくる――そんな化粧品の商品開発の仕事にやりがいを感じています

経済学部2017年度卒業生 村上七海さん

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Profile

花王株式会社 化粧品事業部門 マステージビジネスグループ KATE開発担当 村上七海さん

熊本県立第一高等学校出身
2018年3月 埼玉大学経済学部経営学科卒業
2018年4月 カネボウ化粧品入社
2021年1月 花王とカネボウ化粧品の化粧品ブランド統合により、花王 化粧品部門に配属、現在に至る

マスクをしていても色が落ちにくい――そんな口紅「リップモンスター」が大人気のメイクアップブランド「KATE(ケイト)」。このブランドで、商品開発の仕事をしている村上七海さんは埼玉大学の卒業生。業務内容や仕事のやりがい、そして埼玉大学のことについて、話を聞きました。

枠にとらわれない発想で商品を企画

入社以来、化粧品の商品開発の仕事をしてきましたが、現在は「KATE(ケイト)」というメイクアップブランドのベースメイクとマスカラ商品を担当しています。

「KATE」のブランドスローガン” NO MORE RULES.”には「枠にとらわれず、自分を自由に表現しよう」というメッセージが込められていますが、その精神は商品づくりにも反映されています。

例えば、2021年に発売を開始した「リップモンスター」もそんな商品の1つです。発売当時はコロナ禍真っただ中で、口紅の売れ行きが伸び悩んでいた時期で、そのようなタイミングで新たに口紅をリリースすることは無謀なことのように思えます。しかし、マスクをしていても口紅が落ちにくく発色も長時間キープできるようにしたことで、「マスクをしていてもしっかりメイクしたい」というお客様のニーズを捉えることに成功。ブランドを代表するヒット商品になりました。

私が「KATE」を担当するようになってから、まだ1年経っていませんが、これまでブランドに携わってきた方々が培ってきた「枠にとらわれずに商品をつくる」という考え方を常に意識して仕事に取り組んでいます。

化粧品の商品開発の仕事内容は多岐に渡ります。商品を企画して、試作するのはもちろん、企画した商品コンセプトに合わせ、商品名やキャッチコピー、パッケージのデザインを考えるのも私たちの仕事です。研究者やデザイナー、マーケティング担当者など、各分野のプロフェッショナルの力を借りながら、1つの商品を作り上げていくのです。

仕事の善し悪しは、そんなたくさんの人たちが、いかに力を発揮できるかにかかっています。だからこそ、仕事を進める上ではコミュニケーションを密にすることを心がけています。そうすることで、相手の立場や気持ちに寄り添うことができ、プロジェクトに関わる人たちが力を発揮する環境を作れるからです。

これまで携わってきた仕事の中で、特に思い出深いのが、「KATE」の前に担当していた日やけ止めブランド「ALLIE(アリィー)」のリニューアルプロジェクトです。

かねてから「ALLIE」は、高い紫外線防止効果と使用感の良さの両立を追求してきましたが、2022年、世界と共に自身も美しくありつづけてほしいという願いを込めて、“世界を想う 美しさつづく日やけ止め”ブランドとしてリニューアル。その際の商品開発業務を担当しました。

リニューアルにあたっては、成分の配合を変えたり、環境に配慮した素材をパッケージや販促物に採用したり、新たなキャッチコピーをつけたりと、様々な取り組みを行いましたが、「ALLIE」が築いてきた「高い紫外線防止効果」のイメージと環境への配慮の両方を表現するのはとても難しかったことを覚えています。ただ、色々な苦労を乗り越えたからこそ、プロジェクトがうまくいった際は大きなやりがいを感じることができましたね。

温かい雰囲気と学生の自主性を重んじる校風が埼玉大学の魅力

大学時代は、井原 基 教授のゼミで、日本の日用品メーカーの海外戦略を学びました。

そして、卒論では「海外の人たちの化粧品に対する意識」について研究をしましたが、海外からの留学生が数多く学ぶ埼玉大学の環境がとても役に立ちました。留学生やその知り合いにインタビューすることで、日本にいながら海外の人の意識を捉えることができたのです。

埼玉大学で学生時代を過ごして、自然と身についたのが、多様性を尊重する意識です。これは、留学生はもちろん、埼玉大学の学生に多い地方出身者など、異なるバックボーンを持つたくさんの人たちと交流したことが影響しているのだと考えています。

先生方をはじめ、職員の方も、一緒に学ぶ学生たちも、どことなく温かい雰囲気があるのも埼玉大学の特徴です。おかげで地方出身者である私も、孤独感や寂しさを感じずに4年間の学生生活を満喫することができました。

会社も大学も、どこに入るかではなく、そこで自分が何をするかが大切です。だからこそ、受験生や後輩の皆さんには、自分の興味を大切にして、熱中できることに全力で取り組んでほしいと思います。

埼玉大学は学生の自主性を重んじる校風なので、充実した学生生活を送れるかどうかは学生の心がけ次第です。だからといって、慌ててやりたいことを見つけなくても大丈夫。私が在籍した経済学部をはじめ、各学部にはそれぞれの分野の中で幅広く学べる環境が整っています。1・2年生の間で幅広く学びながらやりたいことを絞っていき、つきつめていけばよいのです。そのようなことが可能なのも埼玉大学の学びの特徴だと思います。

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