埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は、平成30年9月13日(木)に第18回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催し、企業、産業支援機関、大学関係者など45名の参加がありました。

今回のワークショップは議題を「品質保証・品質管理の事例紹介」として、綿貫所長はじめ7名の企業の方から講演を頂き開催しました。

冒頭に、先端ラボ綿貫所長より、「IoT/AI時代の品質保証・品質管理の考え方」と題して講演が行われました。続いて、株式会社朝日ラバー 田崎益次氏から「品質の朝日ラバー」と題して、社員全員が品質管理に取り組む活動について発表がありました。株式会社渡辺製作所 渡辺伸治氏からの講演は「整理整頓とつくり込み」として、品質を守るにはやる気のある社員作りが大事であると興味深いお話をしていただきました。次に株式会社マグネテックジャパン 物集高彦氏から、「日本としての品質問題及び対策について」と題して、日本が抱える品質問題についてご説明いただきました。一般社団法人首都圏産業活性化協会 八木誠氏からは、「海外で実践した高品質生産工場の確立」の演目で海外で実践した高品質を維持するための取り組みについてご紹介いただきました。医療関係の品質管理として、株式会社ソーケンメディカル 石渡弘美氏から、「医療機器・品質管理の考え方-欧米と日本の違い」をテーマとして、欧米と日本の物作りへの取り組みの違いについて、株式会社常光 薬袋博信氏より、「医療機器・体外診断用医薬品の品質管理」について、わかりやすくご説明いただきました。長丁場の講演会となりましたが、参加者の皆様は興味深く聞き入っていました。

第19回ワークショップは10月26日(金)に開催する予定です。