埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は、平成30年8月1日(水)に第17回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催しました。本ワークショップは、先端ラボのヘルスケア・イノベーション研究ユニットの取組みとして行われ、企業、産業支援機関、大学関係者など48名の参加がありました。

今回のワークショップは講演と実習を主な内容としており、「初めてのディープラーニング」を議題として行われました。
まず始めに、先端ラボ綿貫所長より、「人工知能の基礎知識とヘルスケア・産業応用技術」と題して、講演がありました。
その後、埼玉大学大学院理工学研究科 綿貫啓一教授、西川友弘氏の説明による「ディープラーニング・プログラムの実装」、 「知的車いすのユーザインターフェイス」の実習を行いました。
機械学習の分野で注目されている畳み込みニュートラルネットワーク(CNN)を用いた「顔の向きや表情による車いす制御」を事例として、各参加者が画像の高速計算が可能なGPUを搭載したPCを用いてディープラーニングを行い、電動車いすのユーザインターフェイスを設計し、実際に車いすの制御実習を行いました。

なお、第18回のワークショップは平成30年9月13日、第19回のワークショッブは平成30年10月11日に開催する予定です。
(※)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、産学官金連携による研究・開発協働、事業化等を見据え、大学と産業界・地域社会のインターフェイスとして、共創型ワークショップや先端産業インキュベーションを実現するために平成28年4月に設置されたものです。