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留学・国際交流

埼玉大学の国際戦略(2022年度~2027年度)

令和4年10月27日 役員会決定

1.国際戦略の基本的な方向性

社会に求められる知識とスキルの多様化の加速と、高等教育におけるデジタル化(DX)が根本的・恒久的なものとなることを前提として、埼玉大学の学生・院生のグローバル教育、教職員のグローバルな学術研究・教育・社会貢献活動、学部や研究科等の組織としてのグローバル展開を奨励し、埼玉大学全体の国内外での国際化を推進する。

国際戦略に関わる2022年度~2027年度の中期目標として、「学生の海外派遣の拡大や、優秀な留学生の獲得と卒業・修了後のネットワーク化、海外の大学と連携した国際的な教育プログラムの提供等により、異なる価値観に触れ、国際感覚を持った人材を養成する。」と定めた。これが、本学の国際戦略(2022年度~2027年度)の基本的な方向性となる。

2.国際戦略の基本的な方向性に係るアクション・プラン

本学では、中期目標(2022年度~2027年度)を具体化したアクション・プランとして、教育および研究の国際化推進に関わる以下の5つの中期計画を定めた。

教育

国際本部は、各学部・研究科、英語教育開発センターと連携して、海外協定校への派遣留学プログラムを拡充する。理工系学生に向けた短期留学プログラム、全学プログラムとして2~4週間程度の短期留学プログラムを新たに設置し、実施する。

オンデマンド型などのオンライン授業の相互提供や、オンラインによる国外研究者の講義、オンライン授業履修を組み入れたダブル・ディグリー・プログラムなど、海外協定校大学と連携した国際教育プログラムを各学部・研究科等と協力のうえ試行し、異文化を理解し国際感覚を持った人材育成のための国際共修機会を拡充する。

留学生の卒業生・修了生ネットワークの現状を点検して課題を整理する。また、国内外に在住して活躍する卒業生・修了生とリモートによる定期的な交流機会をあらたに設けて、卒業生・修了生ネットワークを充実させる。さらに、留学生のネットワークを通じて、留学生のキャリアパスの姿を把握し、次世代の留学生獲得のために、国内外における留学生のキャリアパスについて情報発信していく。

研究

国外の大学・研究機関・民間企業等との共同研究を推進し、学術雑誌等を通して高水準の成果を発信するとともに、先端的研究推進のための研究者間ネットワークを強化する。

URAオフィスを中心としたインスティテューショナル・リサーチ(IR)により、研究分野の多様性、学際性・国際性・地域性に配慮しつつ、令和4年度に本学の強みや特色のある研究分野を戦略的研究領域に指定し、研究費・研究スペース等の全学的支援により、世界水準の卓越した研究を推進する。

3.国際戦略にもとづくアクション・プランの実施にあたって

国際戦略にもとづく中期計画の遂行にあたっては、その前提となるグローバルな教育および研究の環境を整えるために、以下の諸点に留意するものとする。

留学生獲得と派遣留学推進

たしかなエビデンスに基づいて、グローバル教育プログラム(派遣・受入)の状況を分析し、プログラムの質の向上をはかる。各学部・研究科が、留学生の派遣・受入れに関する戦略的かつ明確な目標を設定する。

英語教育開発センターや日本語教育センターなど関係部署と連携し、全学的視点から、在学生および留学生の語学力・国際対応能力の向上をはかる。

JV-Campus(日本発のオンライン国際教育プラットフォーム)の主体的な利用を意識して、COIL型教育(国際協働オンライン学習プログラム)などのデジタルコンテンツを積極的に受発信しつつ、英語をはじめとする外国語でおこなわれる授業科目を拡充し、対面とオンライン混合の柔軟かつ効果的なブレンデッド・ラーニング(BL)を企画・推進する。

英語のみで修了が可能な大学院コース、ならびに学位目的ではない、柔軟かつ目的を絞った本学独自の認証プログラムの拡充をはかる。

留学生へのアドバイジング、メンタルヘルス対応、就職支援、留学生会や同窓会との連携、教職員向けおよび留学生受け入れマニュアル(危機管理等)等、関係諸部局と連携して留学生支援体制を整備拡充する。

ICT機器を活用して海外協定校と連動しつつ、海外派遣在学生のための留学相談を拡充する。

国際共同研究の推進

研究機構(URAオフィス)は学内で実施されている国際共同研究等の状況を把握し分析し、さらなる推進のための戦略的企画をおこなう。

世界の動向と連動し、海外の大学との戦略的パートナーシップを企画・推進する。

情報発信の国際化

広報渉外課をはじめとする各部局・各部署と連携し、英語による広報およびSNS等を活用した効果的な情報発信を拡充する。

学内環境の国際化

各部局やダイバーシティ推進センターと連携し、外国人教員の採用が進むよう積極的に協力する。

英文で表記された学内掲示物や配布文書を拡充する。

留学生と在学生との対面ならびにオンラインでの交流の場を拡充する。

教職員のグローバル研修を支援・拡充する。

国際協力と地域貢献の推進

本学で実践されている国際協力・国際貢献、国際面での国内地域貢献の状況を把握し、拡充を図る。

埼玉県、さいたま市など埼玉県下の地方自治体や、首都圏でグローバル課題に取り組むシヴィル・ソサエティ(NPOやNGOなどの非営利市民組織)等との連携を拡充し、地域の多文化共生に向けた戦略的企画をおこなう。

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