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2020/08/29

東海大学付属大阪仰星高等学校 教諭 石川 萌 さん

バトントワーリングのトップ選手から教員へ

Profile

東海大学付属大阪仰星高等学校 教諭石川 萌さん

熊本県熊本市生まれ
PL学園高等学校卒業
2015年 神田外語学院卒業
2015年 埼玉大学教養学部ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程に編入学
2017年 埼玉大学教養学部ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程卒業
2019年 埼玉大学人文社会科学研究科博士前期課程修了
2019年より現職

埼玉大学在学中に、バトントワーリングのトップ選手として世界を舞台に活躍

昨年の世界選手権優勝選手が語るバトントワーリングの魅力

昨年の春から、長年の夢だった英語教師として、大阪府枚方市にある東海大学付属大阪仰星高等学校に勤めています。学生時代は、英語の勉強に励みましたが、並行して打ち込んできたのがバトントワーリングです。これは金属製で棒状のバトンを回転させたり、空中に投げたりするパフォーマンスを行うスポーツ。私は母が指導者だったこともあって3歳から取り組んできました。選手としての思い出は、3本のバトンを使って演技を行う「スリーバトン」種目において、全日本バトントワーリング選手権大会で4度、世界選手権でも2度優勝できたこと。昨年、現役を引退してからは、当校のチアリーディング・バトントワーリング部の顧問を務めている他、所属するバトンチームで後進の指導にあたっています。

バトントワーリングの魅力は、バトントワラーが扱うと、まるで命が吹き込まれたかのようにバトンが動くところに尽きるでしょう。体操や新体操、ダンス、バレエの要素が詰め込まれたような美しくダイナミックなパフォーマンスは、とても見応えがありますよ。

研究にも、競技にも精一杯取り組んだ大学時代

埼玉大学では、バトントワーリングを広めることを目的にバトントワーリングサークルを設立しました。講義や自分の練習もあったので、大変でしたが、メンバーも40人ほど集まり、今となってはよい思い出ですね。

大学院では、身体の動きの美しさは何か?ということなどをテーマにした「身体論」を研究。指導いただいた先生方からは、視野を広くして、物事を多角的に考えることの重要性を学びました。1つの考え方にとらわれないことは、研究はもちろん、バトントワーリングの選手としても役立ったと思います。英語教師も、バトントワーリングの指導者も、私が持つものを自分だけのもので終わらせたくないという気持ちで取り組んでいます。生徒や後輩たちには、知識や技術だけでなく、埼玉大学で学んだこのような考え方も伝えていきたいです。

「指導する選手には、技術の向上だけでなく、バトントワーリングを通して、人間的にも成長してほしい」と石川先生

 

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