2023/02/01
埼大の冬の風物詩! 夜空に光輝くイルミネーションは作るともっと楽しい!
埼玉大学イルミネーションプロジェクト実行委員会
2023/02/01
埼玉大学イルミネーションプロジェクト実行委員会
副委員長
経済学部 メジャー法と公共政策 3年
江口貴也さん
(埼玉県立越谷北高等学校出身)
企画長
経済学部 メジャー法と公共政策 3年
島 達也さん
(茨城県立緑岡高等学校出身)
委員長
経済学部 メジャー法と公共政策 3年
佐藤亜美さん
(山形県立鶴岡南高等学校出身)
副委員長
教養学部教養学科 3年
秋元陽和さん
(埼玉県立越谷北高等学校出身)
クリスマス近くになると、様々な場所でイルミネーションが点灯しますが、実は埼玉大学もそんなスポットの1つ。毎冬、埼大生をはじめ、近隣の人たちの目を楽しませています(新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年度は不開催、2021年度は在学生・大学関係者のみに限定公開)。今回は、そんなイルミネーションを制作している学生サークル「埼玉大学イルミネーションプロジェクト実行委員会」の活動を紹介。見るだけでは味わえないイルミネーションづくりの醍醐味とは?
きっと経験したことのない人にとっては、「イルミネーションをつくる」といっても、具体的にどのようなことをするのか? 想像がつかないと思います。そんな人に対しても、自信をもっていえるのは「イルミネーションづくりは楽しい!」ということ。大学で何かしら新しいことを始めたい人にとっては、私たち「埼玉大学イルミネーションプロジェクト実行委員会」に参加することはうってつけです。
私たちは、例年、冬に大学構内で点灯するイルミネーションの制作を行っています。
12月5日から23日まで点灯した2022年度のイルミネーションのテーマは「星座」。具体的には、アーチ型のトンネル内を通ると春夏冬の大三角形や秋の四辺形を構成する星と星座が浮かび上がる仕掛けを施したものや、星座のモチーフであるイルカや犬、白鳥を立体的にかたどったものなどを制作しました。
イルミネーションを構成する1つひとつの作品はチームごとに作っていくのが、私たちの制作の特徴です。そのため、各チームの発想やアイディアが生かされた独特の世界観を作ることができました。私たち自身、制作中は、他のチームの作品の詳細は分からないので、それぞれの作品を設置して、点灯した際には興奮しましたね。その様は「壮観」の一言。満足いく仕上がりになりました。
イルミネーション制作は、夏ごろからスタートします。
制作チームの割り振りは、できるだけ様々な学年のメンバーで構成されるように決めました。そうすることで、それまで交流のなかった先輩・後輩同士の絆も深まります。実際、そんなチームで制作をしていくと、気付けることも多いです。絵の上手さや発想力の豊かさなど、メンバーの新しい一面が見えるのもその1つ。
制作活動以外にも、関東三大イルミネーション(栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」、神奈川県相模原市の「さがみ湖イルミリオン」、神奈川県藤沢市の「江の島 湘南の宝石」の3つ)の見学旅行なども行っていますが、チームメンバー同士、仲良くなったおかげで、そんなイベントもより楽しめるようになったのはいうまでもありません。
イルミネーション制作の醍醐味は、点灯時に大きな達成感を得られるところ。日中は板や針金で作られた“なんだかよくわからない”ものが、暗闇の中で光ると美しいものに変わる――その瞬間は、まさに作品に命が吹き込まれたかのように感じられます。
また、通常、1人で作るのが難しい大きさの作品が作れるのも醍醐味です。だからこそ、チームでの作業が必要不可欠ですが、そうなると制作中には各メンバーの意見が反映され、最初の計画と違うものが出来上がることもしばしば。自分たちで作っていながら、自分たちが考えていたものと異なる作品に仕上がる点も面白いところですね。
埼玉大学イルミネーションプロジェクト実行委員会に参加して、色々な人と関わりながら物事を進めていくことの楽しさを知ることができました。また、何かを成し遂げるためには、異なる考えや立場の人同士で、様々なことを調整して、協力する体制を構築する必要があることも学びました。そのような経験が、自分を成長させてくれたのは間違いありません。