2024/08/27
現実を超える最高の瞬間を写真に切り取りたい!
埼玉大学写真部
2024/08/27
埼玉大学写真部
企画課
理学部 分子生物学科 2年
小園明日香さん
(埼玉県立川越女子高等学校出身)
企画課
工学部 応用化学科 2年
髙森輝気さん
(大宮開成高等学校出身)
企画課
工学部 機械工学・システムデザイン学科 2年
姉帯慎太郎さん
(岩手県立盛岡第一高等学校出身)
部長
教養学部 教養学科 3年
飯村祐斗さん
(茨城県立日立第一高等学校出身)
家族や友達と日常的に写真を撮る人は少なくないでしょう。中には、料理やスイーツ、面白いモニュメントなどを撮影して、SNSにアップするのが趣味という人もいるかもしれません。日々の生活をより楽しむツールとしてすっかり当たり前の存在になっている写真ですが、今よりもっと素敵な写真が撮れるようになりたいと思いませんか? そんな人は、クラブ活動を楽しみながら、写真の腕も上達する写真部への入部をおすすめします。そこで今回は、埼玉大学の写真部の皆さんに、活動の内容や写真の魅力についてお話を聞きました。
私たち、埼玉大学写真部の活動のモットーは、とにかく写真を楽しむこと。写真の楽しみ方は人それぞれです。だからこそ「著名なコンテストに作品を出品して、よい成績を収めることを目指す」というような目標はあえて設けていません。写真という趣味を楽しめる場所を提供することを第一に活動を行っています。
そのために、心がけているのができるだけアクティブに活動することです。
週末を使って、月に1、2回開催している撮影会では、埼玉県内外を問わず様々な場所に出かけ、その都度異なるシチュエーションで撮影を行います。撮影会はちょっとした小旅行――これだけ頻繁に共通の趣味をもつ仲間と休日を楽しめる機会がある部活は珍しいと思います。
また、毎週、月曜と木曜に実施している部会では、写真に関する勉強会や講評会などを行っています。こちらもテーマは毎回変わりますが、参加すれば写真の腕が上達するようなプログラムを用意しているのです。
勉強会と撮影会の内容は連携することもしばしば。先日は勉強会で夜景の撮り方を学び、その後の撮影会で夜の東京駅を撮影に行きました。
なお、撮影会は、毎回参加メンバーがより楽しめるような工夫を凝らしているのも特徴の1つ。例えば、ただ現地にいって撮影するだけでなく、さながら探偵のように、望遠レンズを使って相手にばれないように参加メンバーの写真を撮るという企画もありました。
夏休みと春休みには、泊りがけで撮影旅行に出かける合宿もあり、楽しいイベントが目白押しです。現在、所属する部員は100名ほど。大学で写真をはじめた部員もいれば、以前から写真が趣味だったという部員もいますが、皆が思い思いに部活を楽しんでいます。
写真部の活動で使用する機材には、特に制限は設けていませんが、ほとんどの部員は本格的なデジタルカメラを使っています。確かにスマートフォンでも写真は撮れますが、専用のカメラを使えば、表現の幅が広がるからです。そして、スマートフォンよりも素敵な写真が撮れるようになればなるほど、みんな写真を撮影することに夢中になっていくのです。
写真は1人でも楽しむことができる趣味です。ただ部活でたくさんのメンバーと触れ合うことで得られるメリットは大きいと思います。
例えば、自分の撮った写真を他の部員に見てもらったり、他の部員が撮影した写真を見せてもらったりすることで、自分では気付けなかった新しい視点が見つかることがあります。
同じ日に同じところで同じ被写体を狙っていても、人によって撮れる写真は違います。時には「あのシーンでこんな写真が撮れるのか!」と驚かされることも。そのような経験が、創作活動の刺激になるのはいうまでもありません。
また、人物写真を撮りたいと思ってもモデルを探すことは意外と大変です。しかし、写真部に所属すれば、たくさんの部員がいるので心配無用。被写体に事欠くことがないことも写真部に参加する魅力ですね。
他の趣味と相性がよい点が、写真の面白いところです。写真が上達すれば、旅行好きな人は旅先の写真で、アイドル好きな人は“推し”の写真で、より自分らしさを表現することが可能になります。趣味や好きなものを突き詰めたいという気持ちで、写真を始めてもよいと思います。実際のところ、「元々写真にはそれほど興味なかったけど、入部して活動を続ける内に写真が好きになった」という部員もたくさんいます。
いずれにせよ、熱中できるものがある人は、写真に向いていると思います。きっかけは何でも構いません。ちょっとでも写真に興味があるなら、ぜひ一緒に活動しましょう。イベントも盛りだくさんなので、楽しいキャンパスライフが送れること請け合いです。