2025/04/14
勝利を目指してフィールドを駆ける
埼玉大学サッカー部
2025/04/14
埼玉大学サッカー部
マネージャー
教育学部学校教育教員養成課程3年
上野莉奈さん
(大妻高等学校出身)
教育学部学校教育教員養成課程1年
斯波佑太さん
(帝京長岡高等学校出身)
工学部機械工学・システムデザイン学科3年
泉 快秀さん
(神奈川県立横浜翠陵高等学校出身)
キャプテン
教育学部学校教育教員養成課程2年
山倉大路さん
(埼玉県立川口北高等学校出身)
埼玉、群馬、栃木、茨城4県の大学のサッカー部がリーグ戦を戦う「関東大学サッカーリーグ Norte」。このリーグに所属する埼玉大学サッカー部の活動を紹介します。
「私たちが所属する『関東大学サッカーリーグ Norte』の1部リーグにおいて、2024年度は7位という結果でしたが、2025年度はリーグ優勝を目指します!」
力強い言葉で2025年の抱負を語るのは、キャプテンとして埼玉大学サッカー部のメンバーを引っ張る山倉大路さん。4月からスタートするリーグ戦に向け、新しい年の1月半ばから練習ははじまっていますが、チームの雰囲気はよく、十分な手ごたえを感じているようです。
なお、2024年度、チームは反則が少ないチームに授与されるフェアプレー賞を受賞。元プロサッカー選手という経歴をもつ菊原伸郎監督(本学教育学部准教授)の指導の下で育まれてきたスポーツマンシップが試合に現れた結果になりました。
菊原監督について「監督のサッカーへの向き合い方には本当に学ぶことが多いと感じています。僕たちに対しても、いつも真剣に向き合ってくれる最高の監督です」と山倉さん。サッカーの技術だけではなく、精神的な面でもたくさんのことを学んでいると強調します。
菊原監督という素晴らしい指導者を擁しているものの、活動は学生主体で行うことが埼玉大学サッカー部の伝統だといいます。1年生の斯波佑太さんはこの点について、次のように話します。
「クラブの活動方針などは、学生主体で決めているからこそ、チームにはよい意味で『色がない』印象です。おかげで各選手が持ち味や個性を生かすことができる。クラブ内の人間関係もとてもフラットで、先輩方は僕たち1年生の意見でも大切にしてくれます。安心してサッカーに打ち込める環境が整っているのはありがたいですね」
昨年度キャプテンを務めた泉 快秀さんも「私たちの場合、3年生もチームに在籍していますが、クラブの幹部を務めるのは2年生。フラットな雰囲気が醸成されているのは、そのような仕組みもあるかもしれません。試合や練習後は一緒に食事にいくなど、先輩後輩関係なくみんな仲がよいのが自慢です」と語ってくれました。
また、埼玉大学サッカー部に入ってよかったことについてたずねると、泉さんからは次のような答えが返ってきました。
「純粋にサッカーを楽しめる環境に身を置けることに喜びを感じています。真剣にサッカーに向き合って、公式戦で勝つという目標に向けて、チーム一丸となって努力する――。そんな経験を通じて人間的にも大きく成長できたと思います」
それはチームが試合で最高のパフォーマンスを発揮するためのサポートを行うマネージャーも変わりありません。
「サッカーという1つのことに熱中する人たちを身近でサポートができるのが、マネージャーとして大きなやりがいを感じるところです。マネージャーとしてチームにかかわることで、私自身も成長できたのは間違いありません。毎日頑張っている選手たちの姿から私たちもたくさんの刺激をもらっています」とはマネージャーを務める上野莉奈さんの弁。
「試合などがある土日以外は、基本的に平日の朝7時からが練習時間です。正直、練習はかなりハードだと思います。それでもサッカーが好きなら前向きに乗り越えられるものです。サッカー好きなら未経験者ももちろん大歓迎。ぜひ一緒にサッカーを楽しみましょう!」
サッカーに興味のある新入生に向けて、山倉さんはこのようなメッセージを送ってくれました。
昨シーズン、守り重視のチームづくりを行ってきた埼玉大学サッカー部ですが、今シーズンは攻撃力にも磨きをかけていく予定です。「関東大学サッカーリーグ Norte」において好成績をおさめれば、上位リーグである「関東大学サッカーリーグ戦」へ昇格する道もひらけるとのこと。2025年度のチームの活躍に期待が高まります。