2021/03/30
【吹奏楽部】部員全員で美しく心地よいハーモニーを響かせたい!
埼玉大学吹奏楽部
2021/03/30
埼玉大学吹奏楽部
学生指揮者 外立悠貴さん
工学部 情報工学科 2年
(東京都立調布南高等学校出身)
蔭山桃花さん
(他大学から参加しています)
部長 飯野 裕さん
経済学部 経済分析メジャー 2年
(大宮開成高等学校出身)
吹奏楽部というと、体育会系の部活のように練習が厳しいイメージを抱く人もいるでしょう。しかし、大学の吹奏楽部は、中学や高校に比べると学生の自主性を重んじる傾向が強く、必ずしも厳しさを求めるところばかりという訳ではありません。
私たちも、そのような方針で活動をする吹奏楽部の1つ。コンクールの成績にこだわるというよりは、自分たちが主催する夏のサマーコンサートと年末の定期演奏会が活動の中心で、自分たちが奏でたい音楽を楽しみながら表現することを第一に活動しています。だからと言って、練習をおろそかにしているというわけではありません。毎年夏に開催される全日本吹奏楽コンクールにも参加していますし、練習は毎週月、水、金と比較的頻繁に行っています。ちなみに2019年度のコンクールでは、埼玉県大会で銀賞を獲得することができました。
また、一流の音楽家の先生から直接指導を受けられるのも我が部の特徴です。例えば、音楽監督と常任指揮者をお引き受けいただいている松元宏康先生は、仙台フィルをはじめ、様々なオーケストラで指揮者を務めてきたキャリアの持ち主。そのためクラシックの曲目を取り上げる機会が自然と多くなりますが、音楽シーンの第一線で活躍している方から直接指導を受けながら、本格的なクラシックの演奏に取り組めるのは、埼玉大学吹奏楽部ならではだと考えています。他にも、パートごとにプロの演奏者を招いたレッスンが受けられるなど、贅沢かつ貴重な機会が用意されているのです。
吹奏楽の醍醐味といえば、大人数で1つの音楽をつくり上げることに尽きるでしょう。 現在、部員は50名ほど在籍していますが、演奏会ですべての音が合わさり、美しいサウンドが会場に響き渡る瞬間には、この上ない喜びを感じます。
また演奏会後に、しばらく経ってから演奏曲を耳にすると、演奏の思い出だけでなく、仲間たちと苦労して練習してきたシーンが頭の中に鮮明に蘇ってくるものです。そんな時にも吹奏楽をやっていてよかったなと思いますね。
2020年度は、新型コロナウイルスの影響で、演奏会が開催できなかったばかりか、練習もほとんどできませんでした。コンクールも中止になって、部員が皆揃って演奏する機会が全くなかったのはとても辛かったです。いまは、そのような経験を通じて、当たり前のことが当たり前にできることはとても幸せなことだと考えています。今後、コロナ禍が収束して、生活が元通りになっても、そのことを忘れずに活動していきたいです。
活動を行う上では、部員それぞれの目的が叶えられるような環境づくりを心がけています。担当パートは本人の希望に沿って決められるので、中学や高校で吹奏楽を経験している人がパート替えするケースも珍しくありません。また、私たちはいわゆる「インカレ(インターカレッジ:他大学の学生が参加できる組織のこと。今回協力してくれた蔭山さんも他大学から参加しています。)サークル」なので、交友関係が広がるのも魅力の1つ。バーベキューや芋煮会などのイベントも数多く開催しているので自然と親睦を深めることができるでしょう。
いずれにしても、和気あいあいと音楽を楽しむことを第一に活動しています。楽器は貸出し可能ですし、楽器の演奏方法や音楽的な知識も一からレクチャーしますので、まったくの初心者でも入部OK! 楽器の演奏は練習すればするだけ確実に上達するものです。そんなやりがいも感じられる吹奏楽をぜひ一緒に楽しみましょう!
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