埼玉大学

研究科長・専攻長あいさつ/専門職学位課程(教職大学院)について

研究科長あいさつ

 令和3年度(2021年)教育学研究科の教職大学院への一本化にともない、埼玉大学教職大学院は大きく拡充されました。拡充前は「教育実践力高度化コース」と「発達臨床支援高度化コース」の2コースでしたが、拡充後は「プログラム制」を採用し、10の教科に対応する「教科教育高度化プログラム」と、心理・教育実践学、特別支援、学校保健、教育学、乳幼児教育を含む「総合教育高度化プログラム」の2プログラムとなりました。そして、豊かな教職経験を有する実務家教員をはじめとして、教育学部のすべての教員が教職大学院を担当しています。
 埼玉大学教育学研究科では、これからも埼玉県地域の教員養成ニーズに応えつつ、多様な現代的課題に対応できる資質と能力をもった教員を養成していきます。

大学院教育学研究科長

研究科長

専攻長あいさつ

 教職大学院に入学する人は既に教員免許を取得しており、学部での学びや学校現場での経験を通じて、それぞれの専門性を高めていることでしょう。埼玉大学教職大学院では、個々の専門性をさらに高めると同時に、校種や専門の垣根を越えていろいろな人と関わりながら、協働して学校現場の問題を解決できる教師を育てようとしています。私たちが生きる現代社会や学校現場では、予測を越えた様々な課題が生じています。それに対処する教師の力量形成には、理論、すなわち教育や子どもの理解、教科の内容などに関わる深い学識に支えられていることが必要ですし、実践、すなわち教室の出来事の省察に基づいて適切な関わりや働きかけができることが求められます。将来みなさんが学校や地域の教師集団や仲間の中心として活躍できるよう指導体制を整えています。たった2年間で簡単にその専門的な力量が形成される訳ではありませんが、本学での学修が皆さんの生涯にわたる研鑽の土台となることを願っています。

専門職学位課程
教職実践専攻長

専攻長

専門職学位課程(教職大学院)について

 教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)では、高度な専門性に裏打ちされた理論と実践の融合型カリキュラム、研究者教員と実務家教員とがタイアップした指導体制と授業、教育現場における実地研究を整備しました。教育に関わる「高度な専門性」を備えた教員の養成を目指しますが、個々の能力を高める「高度化」にとどまらず、「専門性」の垣根を越えて、「複雑な問題状況に対応し関係性を編みなおす『協働化』」も見据えた教員の養成を目指します。

<<埼玉大学教職大学院がめざす教師像>>

かかわり、考え、つながり、問い直しつづける教師

1.子供の学びと育ちを支える教師
teacher as caring profession
(具体的な状況のなかでの子どもの学びと育ちを支えるために)
2.省察的実践家としての教師
teacher as reflective practitioner
(自分たちの教育実践を熟考、創造、省察してゆく過程で)
3.多様な人、場、知をつなぐ教師
teacher as learing coordinator
(多様な人や場や知とのつながりをうみだしながら)
4.教育の実践的研究者としての教師
teacher as practical researcher
(たえず教育の問題や意味を問い続け直しつづける教師)

埼玉大学大学院教育学研究科
パンフレットはこちら

ページ上部に戻る