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2020/08/29

令和初の「梶田隆章賞」は宇宙物理学の研究者を目指す後藤瞭太さんが獲得!

次世代を担う若手研究者を後押し!

Profile

令和元年度 理学部物理学科卒業後藤 瞭太さん

(巣鴨高校出身)

若手研究者の育成推進を目的として、3年前に創設された「梶田隆章賞」。今年度も卒業生の中から受賞者が選ばれました。2020年3月25日(水)に行われた表彰式後に聞いた、受賞者の喜びの声をお届けします。

梶田隆章賞とは?

本学理学部物理学科の卒業生で、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章先生の寄附をもとに、平成29年からスタートした制度です。学業において優秀な成績を収め、高い研究者への志を有する大学院進学予定の卒業生1名を毎年表彰します。

——まずは梶田隆章賞受賞の感想を聞かせてください。
梶田先生がノーベル賞を受賞されたのは、ちょうど僕が受験生だった頃のことで、そもそも埼玉大学に進学したのは、梶田先生の母校だったことも理由の1つでした。そんな先生の名を冠した賞をいただけたことを、とても嬉しく思っています。また、先生方はもちろん、先輩の指導が非常に丁寧なことや、仲間同士で協力して研究や勉強に取り組む風土が根付いていることが、埼玉大学の魅力だと考えています。若手研究者を育成するにはうってつけな、この環境を継承し、世の中にアピールしていく上でも、梶田隆章賞のような賞が引き継がれていくことが大切です。そのためにも、受賞に恥じないようにしっかりと研究活動を行っていきたいです。

——4月からは東京大学大学院に進むとのことですが、どのような研究を行うのですか?
宇宙物理学の研究は大きく分けて、宇宙現象の解明を、実験や観測を通して実現しようとするものと、そこで得られたデータを使いながら理論的にアプローチするものがあります。僕が大学4年生から取り組んできたのは後者の研究で、特に「ガンマ線バースト」の研究に注力してきました。大学院では、梶田先生が所長を務める東京大学宇宙線研究所にある、浅野勝晃准教授の研究室で研究を続けていく予定です。浅野先生は、僕がガンマ線バーストに興味を持つきっかけになった書籍の著者で、この分野の先進的な研究者として知られています。

——後藤さん自身が、目指す研究者像を教えてください。
宇宙の謎を知りたいという気持ちが、僕が研究を続ける原動力ですので、この気持ちを持ち続けて、日々努力していきたいと思います。そして、標準理論では質量がないと考えられてきたニュートリノに質量があることを発見した梶田先生や、相対性理論を提唱したアインシュタインのように、物理学者として常識を覆すような新しい発見をしていきたい。そのためにも、固定観念にとらわれない視点と好奇心を持ち続けて研究に取り組んでいくつもりです。また、大学入学直後は講義についていくのが精一杯だった物理学ですが、理解が進んでいくうちに本当に研究が楽しくて仕方がなくなっていきました。そんな物理の楽しさもじっくり味わっていきたいですね。

表彰後に山口前学長と握手を交わす後藤さん。例年、大学の卒業式で行われる表彰式ですが、コロナウイルスの影響で卒業式が中止となった今年度は、大学構内にある学長室で執り行われました。

 

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