教職大学院(専門職学位課程)では、標準修業年限2年を目標にして、「修了認定・学位授与の方針」からなる知識の修得、資質・能力の獲得を可能とする教育課程を編成し、専門職学位課程教育プログラムに基づく体系的で質の高い教育を実施する。
そのために、専門職学位課程においては、総合教育高度化プログラムと教科教育高度化プログラムを開設する。総合教育高度化プログラムでは、学校構想サブプログラム、特別支援教育サブプログラム、学校保健サブプログラム、子ども共育サブプログラムの4つのサブプログラムを置く。教科教育高度化プログラムでは、10教科に対応する言語文化系、社会系、自然科学系、芸術系、身体文化系、生活創造系の6つのサブプログラムを置く。
専門職学位課程においては、共通科目として、教育経営の課題探求、教育課程の課題探求、教科指導の課題探求、生徒指導・教育相談の課題探求、学校と教職の課題探求と、併せて各サブプログラムの特色を踏まえた共通科目を開設し、この他実地研究と課題研究を課す。各サブプログラムでは、それぞれに必修または選択必修の基礎科目を開設し、さらに専門性を高めるための選択科目を開設する。この他、全体にかかる科目を開設する。
教職大学院(専門職学位課程)では、専修免許の取得を推奨し、教員として必要とされる高度な専門性と実践力を有するための教育課程を実施し、あわせて教員に求められる人間性・社会性を育成することを重視し、高度な実践研究力及び教員としての資質を有することを基準として、厳格に成績評価を行う。
専門職学位課程(教職大学院)は、社会の変化とともに学び続け、教員集団の中核として活躍する実践的探究力と課題解決力をもった教員を育成することを教育目的とする。この教育目的を達成するために、以下の資質・能力を獲得したものに、「教職修士(専門職)」を授与する。
専門職学位課程では、明確な基準のもとで厳格に行われる成績評価に基づき、所定の教育課程を修めて、以上の知識を獲得し、求められる資質・能力を獲得したものに対し修了を認定する。