埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は、平成29年10月11日(水)に「第9回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップ」を開催し、企業、行政、大学関係者など40名を超える参加がありました。

冒頭に主催者を代表して綿貫先端ラボ所長より挨拶があり、続いて「Deep Learning(深層学習)とその産業応用」として、AI(Artificial Intelligence)開発70年の歴史から始まり、深層学習の基本的な仕組みや人工意識(Artificial Consciousness)等について講演がありました。

次に(株)創健 岡野英幸氏から10月7日に国際学会「IEEE SMC2017」(カナダ開催)で発表された「人体に及ぼす交流磁場曝露の生理学的影響」(The physiological influence of alternating current electromagnetic field exposure on human subjects)について、(株)ソーケンメディカル 石渡弘美氏より先端ラボとの共同研究成果について、報告がありました。

また、(株)朝日ラバーおよび 本学教員・学生より「日本機械学会2017年度 年次大会」で発表した内容について、それぞれ具体的なデータや豊富な事例とともに報告がありました。

最後に、海外事業紹介として、(株)バンガードシステムズ 池野成雄氏から台湾企業との連携について紹介があり、一般社団法人首都圏産業活性化協会が事務局となり本学も参加した「第13回 2017年台北国際発明展&テクノマート見本市」についても報告がありました。

なお、第10回ワークショップは11月10日(金)に開催する予定です。

(※)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、産学官金連携による研究・開発協働、事業化等を見据え、大学と産業界・地域社会のインターフェィスとして、共創型ワークショップや先端産業インキュベーションを実現するために平成28年4月に設置されたものです。