「ロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。
本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、設計・メカトロニクス要素、振動解析、強度解析、運動解析、計測・制御工学、プログラミング技術、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行い、さらにロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、実際に製作するロボットの課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。
第6回セミナーでは、大学院理工学研究科 程島竜一准教授による設計・メカトロニクス要素の講義が行われました。

開催日時: 平成29年10月4日(水) 13:00~16:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟1階 108室

テーマ:設計・メカトロニクス要素(講義・実習)

概要:
 まず第1部に『ロボット工学概論』として、ロボットの歴史からその機構について、さらに実際の開発で行われる材料の検討や加工法の説明がありました。また、いくつかの有効な機構設計の原理が紹介されました。
第2部は『ヘビ型ロボットの開発例』として、その機構の解説から実際のメカニズムや機械要素の選定、部品の詳細設計について解説されました。
続けて第3部は『歩行ロボットの開発例』として、歩行ロボットの概要と開発事例の紹介がありました。

参加人数: 14名