埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ)は、令和元年6月19日(水)、第25回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催し、企業、産業支援機関、大学関係者など76名の参加がありました。

最初に、ケイアンドケイジャパン株式会社の久保田博南氏にご講演いただき、ご著書である「成功する医療機器開発ビジネスモデル」の内容をもとに、高齢社会に必要な医療機器、健康機器、介護/福祉機器の開発を進め、具体策をとっていく必要があるとのご説明がありました。

次に久保田氏の医療機器開発のビジネスモデルになっている事例企業紹介があり、株式会社庄内クリエート工業の佐藤誠氏から、「ハイパーサーミア(がん温熱療法)の現状と将来」と題して、高周波式ハイパーサーミアによる治療法についてご講演いただきました。

株式会社ソーケンメディカルの石渡弘美氏からは、「電気磁気治療器のスポーツ分野への適用」と題して、とくにスポーツ医学への事業戦略として、サッカー選手への筋肉管理などを中心とした内容のお話しをいただきました。

株式会社常光の薬袋博信氏からは、「産学連携による医療の応用」と題して、医療機器開発における産学連携、医工連携の活用事例についてご講演いただきました。

先端産業国際ラボラトリーおよびヒューマンインターフェイス研究室の2019年度の研究成果について綿貫啓一教授、楓和憲准教授、およびヒューマンインターフェイス研究室の大学院生より紹介がありました。

最後に公益財団法人さいたま市産業創造財団の福地信哉氏より、5月にドイツ・ニュルンベルグにて行われたMedtechLIVE2019展示会についてご報告をいただきました。

次回のワークショップは、7月17日(水)を予定しております。