埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ)は、令和元年5月15日(水)、第24回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催し、企業、産業支援機関、大学関係者など54名の参加がありました。

今回のワークショップは「ライフイノベーション話題のアイテム紹介&国際交流」をテーマに行われました。

冒頭に主催者を代表して、先端ラボ綿貫所長より開会の挨拶がありました。

最初に株式会社サウンドファン取締役副社長、宮原信弘氏に『音のバリアフリーを実現する曲面サウンド ミライスピーカー』と題してご講演いただきました。世界初の新形状スピーカー【ミライスピーカー】を創出し、難聴者でも聞くことができ、さらに健常者にも明瞭度が下がりにくいといった音のバリアフリー環境を提供して社会貢献企業を目指し、既に国内のスピーカー市場規模は約3000万個で、家庭、企業、官公庁等、広範囲に展開している旨の発表がありました。

次に株式会社コスモテック代表取締役社長 高見澤友伸氏より、『当社機能性フィルムの生体センサーへの応用』の題で、株式会社コスモテックが元々有する電子機器向け工業用機能性フィルムの技術を、外部と連携をとることによって新しいニーズを獲得し新規事業に乗り出し、肌用転写シールなどを開発・製品・販売、ビジネスを広げているといったお話がありました。

その後、国際交流および学会報告として綿貫所長より国際産学官連携の取組みについて、株式会社ソーケンメディカル代表取締役社長石渡弘美氏より、ドイツのスポーツ関連企業との国際連携についての報告、さらに株式会社マグネテックジャパン企画室長の大西貴氏より、3月にハワイで行われた ISCA CATA2019 国際会議の報告がありました。

埼玉県の先端産業課副課長 江原恵美氏、およびさいたま市からは産業展開推進課課長補佐の渋谷信之氏、さいたま市産業創造財団支援金融課課長 佐々木哲也氏より2019年度の施策についてご説明がありました。

最後に綿貫所長より、2018年度の成果報告集についておよび2019年度の計画の概要についてご説明がありました。

次回のワークショップは6月19日(水)を予定しております。