埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ)は、平成30年12月12日(水)に第21回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催し、企業、産業支援機関、大学関係者など50名の参加がありました。

今回のワークショップは2部形式で、第1部は講演会・学会報告が行われました。第1部で最初に壇上に立たれたのは、株式会社タニタ創業者で株式会社3D Boby Lab 代表取締役の谷田大輔氏で「タニタの経営論-ヘルスケアビジネスの新潮流」と題して、赤字会社を世界的企業に押し上げた経営論からヘルスケアビジネスへの新しい流れについて講演いただきました。また、元NHKで、スカイツリーの建設にも関わった経歴をお持ちの若井テクノロジオフィス 若井一顕氏から「高周波技術と電磁環境対策」の題で、電波の伝わり方やスカイツリー建設時の電磁環境対策について、また、最近放送が開始された4K、8Kテレビジョン放送についてなど、難しい内容から身近な内容まで幅広くお話しいただき、参加者は聞き入っていました。次いで、綿貫所長、朝日ラバー岩崎宏祥氏、ソーケンメディカルの石渡弘美氏よりMEDICAおよびCOMPAMED2018の国際展示会についての報告がなされました。
なお、このワークショップの様子はJ:COMさいたま「デイリーニュース」にて放映され、先端ラボの活動が紹介されました。

第2部では大学より徒歩20分程度の所にある株式会社渡辺製作所に伺い、会社概要説明や、工場の見学を行いました。社長の渡辺伸治氏の説明に熱心な参加者が質問をする場面も見られました。

第22回のワークショップは平成31年1月16日(水)に開催予定です。