「AI/IoT技術を活用したロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが主催しています。
本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、振動解析、強度解析、運動解析、メカトロニクス、プログラミング技術、人工知能、IoT、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行います。また、ロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、グループごとにロボットの設計開発課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。さらに、グループごとに設計・製作したロボットについて、課題の成果発表を行うとともに、総合討論を行います。
第3回セミナーでは、講義に先立ち、綿貫 啓一 先端産業国際ラボラトリー所長より挨拶がありました。その後、大学院理工学研究科 山本 浩教授と同 成川 輝真准教授による運動解析の講義が行われました。

 
開催日時: 平成30年11月27日(火) 13:00~17:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟5階 520室

テーマ:運動解析(講義・実習)

概要:
脚式移動ロボットを例にとり、剛体リンクからなるロボットの運動方程式の導出方法と、地面との衝突現象を扱う衝突方程式の導出方法について説明が行われました。
また、シミュレーション動画や実験映像を通して、これらの方程式を解析に利用することで実現した受動歩行ロボットや二重振り子の非線形系の動作制御の例が紹介されました。

参加人数: 16名