「ロボット開発人材育成セミナー」は、埼玉県の委託事業として、本年4月に設置された埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発を担える人材の育成を目的として、特に、中小企業の技術者・研究者を対象に、ロボットの設計・開発に必要となる材料力学、機械力学、計測工学、制御工学、メカトロニクス、ロボティクス、人間支援工学などについて講義を行うとともに、それらに関連する演習・実習を行います。

第9回セミナーでは、ロボティクス総合実習をテーマに、楓和憲大学院理工学研究科助教による講義が行われました。

また、一般社団法人 首都圏産業活性化協会の八木誠氏を招き、ものづくりの現場における事例が紹介されました。

開催日時: 平成29年2月1日(水) 13:00~16:30

開催場所: 埼玉大学 工学部機械工学科棟4階第1会議室

テーマロボティクス総合実習(講義・実習)

概要

 講義では、第8回に引き続きArduinoを利用した実習が行われました。通信方式の解説とともに、実際に電動車いすの操作デバイスを試作し、動作確認をしました。さらにIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の実習として、マイコン上の温度と湿度をクラウドサーバーにアップロードする課題に取り組みました。

後半では、一般社団法人 首都圏産業活性化協会の八木誠氏により、「ものづくり経営」を実践した経験から「工場でのラインカイゼン事例」が紹介されました。

参加人数: 11名