「AI/IoT技術を活用したロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが主催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、振動解析、強度解析、メカトロニクス、プログラミング技術、人工知能、IoT、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行います。また、ロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、グループごとにロボットの設計開発課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。さらに、グループごとに設計・製作したロボットについて、課題の成果発表を行うとともに、総合討論を行います。

第3回セミナーでは、大学院理工学研究科荒居善雄教授による「強度解析」の講義と、大学院理工学研究科佐藤勇一名誉教授による「振動解析」の講義が行われました。

開催日時: 令和元年10月2日(水) 13:00~17:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟5階 520室

テーマ:強度設計(講義・実習)

概要:強度設計の基礎知識として、応力とひずみ、材料の強度評価などについて講義が行われました。各受講者がCAEソフトを用いて単純なモデルの作成と解析手法を実習しました。

テーマ:振動解析(講義・実習)

概要:機械構造物の振動現象はどのようなメカニズムで発生するのか、どのような種類があるのか、絵や動画を使って様々な事例が説明されました。また、固有振動数、およびその振動モードの説明、振動現象を理解するために必要な解析法について講義が行われました。

参加人数:19名