-所属部署と仕事内容について-
総務部情報基盤課情報機器・サービス担当という係で働いています。当係の主要な業務内容は、職員用PC及び仮想デスクトップ環境の管理・保守・問い合わせ対応、業務用スマートフォンの管理・保守・問い合わせ対応、全学ポータルの管理・保守・問い合わせ対応です。 その他にも、情報基盤課が管理しているシステムの調達関係の業務や、令和6年度より始まった学生のBYOD(学生個人のパソコン必携化)に関する業務も担当しています。
-仕事をするうえで心掛けていること-
情報基盤課は、大学全体の情報インフラの管理運営、セキュリティ対策、サービスの提供等を担う情報メディア基盤センターという組織を担当する事務組織です。そして、事務組織という位置づけでありながら、技術職員も同じ課に所属し、協働して仕事を進めています。 こういった組織や業務内容の性質上、事務職員といえども、ITに関する知識・技術に対する理解が不可欠です。 もちろん、専門家である技術職員のレベルまで深いものは必要ではありませんが、他の課との調整をする際は、業務内容の理解がないと、情報を伝達するだけの役割に終始することになります。 知らない単語や概念が出てきたときに自ら調べて学習できる、調べる技術を持っている、ということは必要となるため、「わからないことは調べて自分のものにする」ことを心がけています。
-情報系の部署での事務職員の役割について-
先述のように、情報基盤課では事務職員と技術職員が同じ課内で協働して仕事を進めています。具体的には、技術職員が仕事を進めるうえで、事務職員の得意とする分野(予算・契約関係、規則関係、学内調整関係など)について間に入ることで仕事が円滑に進むようにサポートしています。また、対外的には、例えば埼玉大学全体のITに関するヘルプデスク的な側面も持っているのですが、その問い合わせ対応において、専門知識が十分でないユーザ(学生、教職員)からの問い合わせに対して、問題点が技術的、専門的なことであっても、専門用語を並べた回答をするのではなく、ユーザ目線で、ユーザが理解できる言葉に翻訳して回答をすることを心がけています。 自分自身も「完全にわかってないもの」だからこそ、わからない側の立場に立って対応できるのかなと。それこそが、情報系の部署に事務職員がいる意義だと考えています。 以上のことから、情報系の部署での事務職員の役割は、一義的には、ITに関する技術・知識を理解しながら、技術職員と他部局やユーザの橋渡しを円滑に行うことであると思います。
-埼玉大学職員のやりがい、印象に残った仕事-
埼玉大学職員としてのやりがいは、裁量が広いところだと思います。小さな組織ですので、一人一人が所掌する業務の範囲が広くなります。ですので、年次に関係なく、より良いやり方があれば積極的に提案して、実行していける組織風土であると思います。 直近で印象に残った仕事は、昨年度まで在籍していた部署で経験した、大学機関別認証評価に係る業務です。国立大学は7年に1度、大学機関別認証評価を受けることが義務付けられており、主に教育面について、評価項目を満たしているか、根拠資料や根拠データを示すことで評価を受ける仕組みです。実際に評価対象となるのは、本学の学部や大学院ですが、評価事務の担当者として、進捗管理、関連規則の制定・改正作業、根拠資料・データ作成の際の助言等を行いました。また、評価書提出後の確認事項への対応や、訪問調査の準備、当日対応、訪問調査当日の確認事項への対応も行いました。
-受験生へメッセージ-
本学は、休暇も取りやすいですし、お盆時期の休業も多いなど、ワークライフバランスに優れた職場です。他業種の友人の話を聞く限り、本学はその点は突出して優れている組織です。
さいたま市で腰を据えて働きたい方、ぜひ一緒に働きましょう。