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2024/06/27

パワーリフティング競技で優秀な成績をおさめた学生3名を表彰!

埼玉大学ウエイトトレーニング部

Profile

(左から)

浅見侑人さん
理学部分子生物学科 4年
(埼玉県立浦和高等学校出身)

中里 健太郎さん
工学部環境社会デザイン学科3年
埼玉大学ウエイトトレーニング部部長
(埼玉県立草加高等学校出身)

今野拓登さん
教養学部哲学歴史専修課程4年
(福島県立橘高等学校出身)

埼玉大学では、学術研究等の成果が優れている学生や課外活動の成果が特に顕著である学生、社会活動において優れた評価を受けた学生、その他表彰に値すると認められた学生を表彰する「学生表彰」制度を設けています。令和5年度3月期には、4団体の団体表彰と20名の個人表彰が行われましたが、そのうちの3名は埼玉大学ウエイトトレーニング部所属の学生。「全日本学生パワーリフティング選手権大会」「特別国民体育大会 燃ゆる感動かごしま国体」のパワーリフティング競技で優秀な成績をおさめ、「学生表彰」の栄誉に輝いた彼らに話を聞きました。

入賞は悔しさをバネに1年間努力した結果

――まずは「学生表彰」受賞、おめでとうございます。

3人 ありがとうございます。

中里さん 「学生表彰」で、自分たちの活動が、大学から評価されたことは、とてもありがたく、誇りに感じています。

――中里さんと浅見さんは2023年11月に開催された「第50回全日本学生パワーリフティング選手権大会」で見事な成績を収めました(中里さんは男子59kg級で第1位、浅見さんは男子74kg級で第3位に入賞)。それぞれ、入賞の感想を聞かせてもらえますか。

浅見さん 「全日本学生パワーリフティング選手権大会」はパワーリフティング競技(スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目で、持ち上げたバーベルの重さを競うスポーツ)を行う学生にとって最高峰の大会です。この大会でよい成績をあげるべく、日々トレーニングに励んできました。前回の大会では思ったような結果が残せなかったので、今回の大会に向けて、トレーニングメニューを工夫するなど、1年間試行錯誤を重ねてきました。結果、3位に入ることができてとてもうれしかったことを覚えています。

中里さん 僕は、前回大会では、参加基準となる標準記録が満たせず、出場できませんでした。そんな悔しい思いをバネに、1年間、大会の出場と階級での優勝を目指して頑張ってきたので、1位になれてホッとしました。

――今野さんは「特別国民体育大会 燃ゆる感動かごしま国体」パワーリフティング競技の成年男子66kg級で第3位になりました。

今野さん 国体は、学生だけでなく、一般の方も参加する大会です。実力のある選手が集まる中で、とにかく競技を楽しもうという気持ちで試合に臨んだことが功を奏しました。自分としては力を出し切ったと思いますが、3位になれたのは実績のある選手が失格になったことが大きく、正直なところ完全に自分の実力で勝ち取ったとは言い難い。3位に入賞したことは素直に嬉しいですが、今後は実力で勝てるように、一層努力したいと改めて思いました。

モットーは、自由に楽しくトレーニングすること

――皆さんは、埼玉大学ウエイトトレーニング部に所属して活動していますが、クラブに所属していてよかったと思うことはどんなところでしょうか。

中里さん 今回、このような結果を残せたのは、部員同士のコミュニケーションがあったからこそだと考えています。トレーニングの方法など、今野さんや浅見さんをはじめ、経験ある上級生からレクチャーしてもらえたことはとてもありがたかったです。課題が生じた際にすぐに解決手段が得られますので――。例えば、パワーリフティング競技は、体重別の階級制で行われるので、選手によっては減量が必要ですが、減量はただ体重を落とせばよいわけではありません。試合に勝つには、できるだけ筋肉を落とさず、体重を減らすことが重要です。そのようなことを実現するノウハウを教えてもらえるのは、クラブで活動する大きなメリットだと考えています。

今野さん 活動方針が自由なところも埼玉大学ウエイトトレーニング部の特徴の1つです。部員すべてが、パワーリフティング競技のためにトレーニングをしている訳でなく、ボディビル競技を目指している部員もいれば、競技には出ずに、ボディメイクやダイエットのためにトレーニングを行うメンバーもいます。ウエイトトレーニングというと、きつく厳しいイメージがあるかもしれませんが、皆、楽しみながら、自分がやりたいことに取り組んでいます。

――ウエイトトレーニング部の活動やパワーリフティング競技を通じて、成長できたことを教えてください。

浅見さん 埼玉大学ウエイトトレーニング部にはコーチがいませんので、学生自らが目標と計画を立てて、活動していくのが原則。そんな中でトライ&エラーを繰り返しながら自分の理想へ近づいていくのです。その結果、取り組みを継続させて、自らの成長につなげる力が身についたと思います。

――今後の目標を教えてください。

中里さん 埼玉大学ウエイトトレーニング部としては、パワーリフティング競技だけでなく、ボディビル競技やフィジーク競技などでも結果を残す団体にしていきたいと思います。活動の幅を広げ、部員がより自由に活躍できる環境を構築していきたいです。また活動の幅を広げるという観点では、女子部員の参加も募りたいところです。競技をやりたい人はもちろん、運動不足解消やダイエットのためでもOK。上級生下級生関係なく、仲良く楽しめる雰囲気づくりを重視しているので、興味がわいたら、気軽に見学に来てもらえればと思います。


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