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2026/03/23

留学&インターンで、目指せグローバルリーダー

Global Youth(GY)プログラム参加学生インタビュー

Profile

(左から)

教養学部 グローバル・ガバナンス専修課程国際開発論専攻 3年
杉江咲良さん
(滋賀県立守山高等学校出身)

教養学部 現代社会専修課程地理学文化人類学専攻 4年
丸野純平さん
(青森県立八戸高等学校出身)

経済学部 国際ビジネスと社会発展メジャー 4年
前田佳澄さん
(大妻高等学校出身)

埼玉大学では「Global Youth(GY)プログラム」という特別教育プログラムを用意しています。これは、4年間の大学生活で「SDGs(持続可能な開発目標)」を正しく理解し、社会的、経済的、環境的に責任ある行動が取れる「グローバル市民」になることを目指す全学部生対象のプログラムです。留学やグローバルインターンシップを通じ、学生それぞれの専門性と世界が直面する課題についての理解を深められるのが大きな特徴です。今回は、マイクロファイナンスやインフラ整備などをテーマとしてGYプログラムに参加する学生3名に、プログラム参加の理由や留学とインターンシップの内容について話を聞きました。

留学先で出会った人々が視野を広げてくれた

留学に関する具体的な情報や支援が受けられるのではないか――。

そう考えて、GYプログラムへの参加を決めたのは、「高校時代から、大学では留学したいと考えていた」と語る前田さんと丸野さんのお2人。

確かに海外で学びたいという夢はあっても、実際に海外に行くとなるとやはり心細いもの。そんな中、先生やプログラムに参加する先輩から、いろいろなアドバイスがもらえるのは大きな魅力です。

一方、高校時代に英語でディベートを行うクラブに入っていた杉江さんも、大学では海外留学をしたいという気持ちを持っていたそう。さらにSDGsに興味があったことがGYプログラム参加の決め手だったと振り返ります。

GYプログラムでは、留学とグローバルインターンシップの両方を経験することがプログラム履修の必須要件。前田さんはスイスで経営学とマーケティング学を、丸野さんはポーランドで地理学を、杉江さんはオランダで公共政策を学び、1年間の留学期間でそれぞれの専門分野の知識を深めました。

留学で得られた一番の価値について、みな口をそろえるのは、日本では出会うことのない多様な人たちと交流できたこと。

丸野さんは次のように語ります。

「ポーランドでは日本語を学ぶ人の集まりが頻繁に開催されていて、そこで勉強しているのは若い学生だけでなく、高齢の方も多い。そのような人たちと触れ合うことで自分ももっと頑張ろうという気持ちになれました。また、現地に駐在する日本人の方とお話する機会もあり、視野が広がりました」

インターンを経験して大きく変わった価値観

留学後、丸野さんと杉江さんはすぐにインターンシップへ。

丸野さんはフィリピンで社会インフラ整備に関する技術支援を行う日系建設コンサルティング企業のマニラオフィスで、地下鉄の駅前開発に向けたガイドライン作成プロジェクトに携わりました。

杉江さんは留学先のオランダから、タンザニアに直接向かい、女性の起業に特化したマイクロファイナンスを行う現地NGOの活動に参加。融資に関する簿記や会計の方法などグループ内のルールづくりを行いました。

前田さんは、留学から帰国して就職活動を行い、内定決定後の夏休みに3週間、カンボジアでインターンシップに参加。小規模ビジネスを営む方々に少額融資を行うNGOの活動で、融資対象者の面接や資金繰りの管理方法のレクチャーなどを担当しました。

現地の活動で特に印象に残っているのは「融資を受けた経営者の事業に対する助言を行ったこと」だと前田さんは振り返ります。例えば、ガス缶を販売する事業者には、リピーターを増やすために缶に連絡先や名前のシールを貼ることを提案。提案相手からはとても喜ばれたそう。

いずれにせよ、日本とは社会状況や環境が全く異なるインターンシップ先では、価値観を大きく変える体験の連続だったようです。この点について、杉江さんは次のように語ります。

「現地でシングルマザーの方とお話をする機会がありました。その時、NGOのスタッフとして一緒にいたフランス人の方が、困窮する状況に心を痛めてお金をおいていったのです。この体験はそれまでの考え方を一変させる出来事でした。日本では『お金を出しても経済的な自立にはつながらない』と考える人が多い気がします。しかし、実際の貧困の様子を目の当たりにして、個人的にお金を出すことも支援のあり方の1つだと考えるようになりました」

GYプログラムで成長できたことは?

GYプログラムを通じて、成長できたことについてたずねると、それぞれ次のような回答がかえってきました。

「自信がつきました。海外では、なんでも自分で解決しなければなりません。そこを乗り越えられたので、大体のことは乗り越えられるだろうという考えが身につきました。またいろいろな立場の人に接したことで、少数派の方にも寄り添った考えをもてるようになったと思います」(丸野さん)

 

「GYプログラムでは、バックグラウンドが異なる人と、一緒にグループワークに取り組む機会が多かったと思います。おかげで多様性を尊重し、相手のことを考えて行動することが自然にできるようになりました。このような経験は社会に出てさまざまな人たちと行動する上で役に立つと思います」(前田さん)

 

「1つの視点だけでなく、多角的な視点をもって世界を見たいと考えるようになりました。例えば日本で伝えられるニュースだけでなく、情報源を制限せずいろんな国のニュースを見ることで多様な視点から物事を見るということです。将来は、GYプログラムでの経験を生かして国際協力活動に関わり続けていきたいです」(杉江さん)

 

GYプログラムには、参加する学生たちが「グローバル市民」としてリーダーシップを発揮するためのスキルを身に着けるという目的があります。様々な立場、さまざまな人の意見を受け入れながら取り組みを前進させるための素養を身に着けた皆さんの、今後の活躍が期待されます。

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