陸上部のエースが大会新記録！

2025年8月19日・20日に、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ・投てき場で開催された「第74回 関東甲信越国公立大学体育大会」の陸上競技において、本学陸上部の樋熊悠翔さんが1500mの部で優勝。従来の大会記録を約2秒更新する3分52秒63で、大会新記録を樹立しました。そんな樋熊さんに、大会の感想と今後の目標について伺いました。

大会新記録を振り返って

――「関東甲信越国公立大学体育大会」の1500mの部の優勝、おめでとうございます。大会新記録を更新した感想を聞かせてください。

樋熊さん　ありがとうございます。今回、大会記録を更新できたことは、大きな自信になりました。去年も同種目で1位になりましたが、今年は大会記録の更新を狙っていたので、とてもうれしいです。

――記録更新を狙って、大会にのぞんだのですね。

樋熊さん　はい。ですので、決勝では、スタートから先頭に立って自分のペースで走ることを心がけました。駆け引きになるとタイムが伸びにくいため、そのような戦略をとったのですが、レース展開にうまくはまったと思います。

――戦略がうまくいったこと以外に、記録達成につながった要因はありますか。

樋熊さん　大会前に思った通りの練習ができたことも大きかったですね。今年はスピードを重視した練習だけでなく、ジョグ（距離走）などを増やして強度の高い練習にたえる身体づくりに注力しました。その結果、練習を充実させることが可能になったと思います。

目指すは箱根駅伝の本戦出場！

――樋熊さんは、埼玉大学陸上部の選手として、3年連続で箱根駅伝（東京箱根間往復大学駅伝競走）の予選会にも出場していますね。予選会は、エントリーする選手全員が10000mで34分00秒以内か、ハーフマラソンで1時間13分00秒以内の公認記録を有していることが求められるので、出場するだけでも大変なことだと思いますが、今年はいかがでしたか。

樋熊さん　今年のチーム成績は41位でしたが、まずは予選会で記録を残せたことがよかったと考えています。

――今後の目標を教えてください。

樋熊さん　目標の1つは、箱根駅伝の本戦に出場することです。もちろんチームとしての出場を目標にしていますが、個人成績上位の選手が選ばれる「関東学生連合」チームでの出場も視野に入れているので、個人としてもさらに上位を狙いたいですね。さらに「関東甲信越国公立大学体育大会」だけでなく、「日本学生陸上競技対校選手権大会（日本インカレ）」や「関東学生陸上競技対校選手権大会（関東インカレ）」でもよい成績を残したいです。今年は、3000m障害で、日本インカレは12位、関東インカレは6位だったので、来年はそれぞれ6位以内、3位以内を目指します。

――1500mだけでなく、さまざまな種目に挑戦しているのですね。

樋熊さん　はい。1500m、3000m障害、5000m、10000m、ハーフマラソンと幅広い種目に出ています。埼玉大学陸上部は学生主体で活動しているため、競技活動に制限はありません。だからこそ、いろいろな種目に挑戦できるのです。

――最後に、受験生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

樋熊さん　埼玉大学陸上部は、経験者・未経験者を問わず、目標に向かって頑張れる環境があります。部員同士も仲が良く、風通しのよい雰囲気です。「陸上が好き」という気持ちさえあれば大丈夫です。ぜひ一緒に陸上を楽しみましょう。

――「関東甲信越国公立大学体育大会」での大会新記録、そして箱根駅伝予選会やインカレへの挑戦。努力を積み重ねることで結果をつかむ陸上競技の魅力が伝わってきました。今後の活躍、楽しみにしています。今日はありがとうございました。

樋熊さん　ありがとうございます。目標を達成できるように、頑張ります！