2025/02/28
学生同士で就活の悩みを解消!
SU CAREER BUDDYメンバー座談会
2025/02/28
SU CAREER BUDDYメンバー座談会
「SU CAREER BUDDY」バディ
大平 弦さん
教育学部学校教員養成課程中学校コース自然科学専修 数学分野 4年
(さいたま市立浦和高等学校出身)
「SU CAREER BUDDY」ユースバディ
髙橋和希さん
経済学部経済分析メジャー 1年
(宇都宮短期大学附属高等学校出身)
「SU CAREER BUDDY」ユースバディ
佐藤優杏さん
教養学部現代社会専修課程社会コミュニケーション専攻 2年
(岩手県立黒沢尻北高等学校出身)
「SU CAREER BUDDY」バディ
柴田来輝さん
教養学部ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程アメリカ研究専攻 4年
(三田国際学園高等学校出身)
埼玉大学には「SU CAREER BUDDY(エスユー・キャリアバディ)」というキャリア支援制度があります。これは埼玉大学の現役の学生や卒業生がキャリアバディとして、在学生のキャリア形成や就職活動をサポートするもの。現役の埼大生が務めるキャリアバディは「ユースバディ(YOUTH BUDDY)」と「バディ(BUDDY)」に分かれていて、前者は就職活動前の1、2年生が、後者は就職先から内定を取得した3、4年生が務めます。今回はユースバディとして活動する学生2名と、バディを務める学生2名に「SU CAREER BUDDY」の活動について話してもらいました。
――まずはユースバディとして活動しているお2人からユースバディの活動内容について説明してもらえますか。
佐藤さん 埼玉大学の1、2年生に対して、キャリア形成や就職活動に関する情報を発信するのが主な活動内容です。学生は「広報・ブランディング局」「渉外局」「企画局」という3つの局の内いずれかの局に所属して業務を進めますが、私は「企画局」に所属しています。企画局の役割は、イベントなどを企画すること。2024年度は、社会人として活躍するOB・OGの方によるトークイベントを実施しました。イベントを通じて、就職活動がどのようなものか、まだピンときていない1、2年生にリアルな声を届けることができたと思います。
髙橋さん 僕は「広報・ブランディング局」に所属していますが、SNSなどを活用して、情報発信をすることが主な活動内容です。ただ、2024年度は、色々な事情があって思ったような活動ができなかったので、来年度はもっと積極的に活動したいですね。
――お2人はどのような理由で、ユースバディに応募したのでしょうか?
髙橋さん 入学してすぐの頃、サークルや学生団体の勧誘のチラシをたくさんもらいましたが、その中にユースバディ募集のチラシがありました。それでOBOGの方にお会いしたり、企業に訪問したりすることができるということを知り、学生という立場ながら、社会とつながれることに興味を抱いて応募しました。
佐藤さん 私は大学1年の時から「3年生になったら就職活動が始まるけれど、今やっておくべきことはないのか?」という疑問が常に頭の中にありました。そして、2年生になるときにユースバディ募集のチラシをいただいて「活動を通じてOBOGの方と直接会うことでずっと抱えていた疑問の答えを見つけられるのでは?」と考えたのが、応募のきっかけです。
――現在は、国家公務員の内定を得て、バディとして活動している大平さんは、かつてユースバディとしても活動していましたよね。ユースバディの活動が、ご自身の就職活動に役立ったと思いますか。
大平さん 役立ったと思います。ユースバディの活動の中で、実際の企業に訪問する機会が何度かありましたが、そのような機会を通じて、就職に対する自分の考えの解像度が上がったと思います。実際のオフィスを目にしたり、社会人の方とお話ししたりすることで、視野が広がり、社会に出てから自分が大事にしたいことが明確になりました。おかげで自信をもって就職活動にのぞめたと思います。
佐藤さん 私もイベントの企画で、社会人の方とやり取りさせていただきましたが、そのような経験は、確実に自分を成長させてくれたと考えています。
――内定取得後になることができるバディの活動について教えてください。
大平さん 実際に就職活動を進めている3年生や大学院生の就職支援をするのがバディの役割です。具体的には、オンラインセミナーや個別相談の対応を行います。
――なぜバディになろうと思ったのでしょうか。
大平さん ひと言でいえば「恩返し」です。私も就職活動中にバディの方に相談にのってもらいましたし、ユースバディの活動を経験したおかげで就職活動に自信をもってのぞむことができました。これらの経験で培ってきたことを還元したい気持ちが強いですね。
柴田さん 僕は、内定後、就職活動に関して、ゼミの後輩からの相談を受ける機会が多く、常日頃からもっとたくさんの後輩たちの助けになりたいと思っていました。そのような折に、SU CAREER BUDDYの存在を知り、これならやりたいことができそうだと思い、応募しました。
――これまでのバディの活動を振り返った感想を聞かせてください。
大平さん 私は、公務員志望の学生の相談にのってきましたが、皆はじめは不安な表情を浮かべているものです。それが相談をしている内に安心した顔に変わっていくのが印象に残っています。やはり試験勉強への取り組み方など、学生同士でしか話せないようなことを包み隠さず話せることが功を奏しているのでしょうね。
柴田さん 模擬面接などの相手をしていた数名の学生から「内々定が出た」といった報告を受けましたが、自分が少しでも力になれたのかと思うとやっぱり嬉しいですね。
――キャリアバディの活動を行う上で心がけていることを教えてください。
柴田さん 就職活動にはこれといった正解がありません。ですので、こちらの考えを押し付けないように心がけています。とはいえ、ある程度の道筋を示さなければ、不安をぬぐい切れないことも――。ですので、自分の経験を伝えながら「就職活動の進め方は人それぞれ」というメッセージは伝えるようにしています。
大平さん 相談にくる学生は、「そもそも何をすればよいかわからない」と考えていることが少なくありません。ですので、まずは話を丁寧に聞くことから始めています。また、就職活動に関する知識が乏しいこともあるので、できるだけわかりやすく、簡潔に物事を伝えることは意識していますね。
髙橋さん ユースバディの場合、まずは、1、2年生に就職活動に興味をもってもらうことが役割の1つなので、あまり堅苦しくならないように学生目線で活動することを心がけています。在校生の皆さんには、早い段階から準備しておけば、それだけ余裕が生まれると思うので、僕たちが発信する情報をうまく使ってもらいたいです。
佐藤さん 私が1年生の時に抱えていたのと同じ疑問や漠然とした悩みを抱えている学生は少なくないと思うので、当時の気持ちを思い出しながら取り組みを進めるようにしています。私自身、これから就職活動がスタートしますが、埼玉大学には、SU CAREER BUDDY制度をはじめとして、就職活動に対するサポート体制が整備されているので、積極的に活用していきたいと思います。