埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、令和2年10月14日(水)、第33回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップをオンラインで開催し、企業、産業支援機関、大学関係者など66名の参加がありました。

今回は「デジタルトランスフォーメーション(DX)による設計力強化」を議題として、5名の方にご講演いただきました。サイバネットシステム株式会社 三浦孝広氏より「デジタルトランスフォーメーション(DX)による設計力強化支援システムのご紹介」と題して、ヘルスケア業界におけるCAEの活用事例、AIやIoTといった今後のデジタル技術についてご説明いただきました。株式会社日立製作所 田中良憲氏と小野寺誠氏からは「With COVID-19に向けた設計業務の課題解決アプローチのご紹介」と題してご講演いただきました。田中氏からは、設計現場の課題と解決に向けての環境の整備、業務実現に向けてのステップについて、小野寺氏からは、気づき支援CADシステムの開発についてお話しいただきました。株式会社マグネテックジャパン 大西貴氏からは、「デジタルトランスフォーメーション(DX)がもたらす異物除去装置の生産効率向上への展望」と題して、従来と現在を比較しながら、デジタル化による効率向上の事例をご説明いただきました。最後に先端産業国際ラボラトリー綿貫所長より、「新たな生活様式に対応したものづくり・ヘルスケア関連研究開発事例」について説明がなされ、今後の先端産業国際ラボラトリーの活動について報告があり閉会となりました。

次回のワークショップは11月19日(木)を予定しております。