埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は、平成30年10月26日(金)に第19回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催しました。本ワークショップは、先端ラボのヘルスケア・イノベーション研究ユニットの取組みとして行われ、企業、産業支援機関、大学関係者など55名の参加がありました。

第1部では15名がご参加し科学分析支援センターと工学部実習工場の見学を行いました。両施設では担当教員によって詳しい説明がなされ、充実した見学となりました。

第2部では、講演会、展示会報告、学会報告が行われました。
講演会では、経済産業省関東経済産業局地域経済部産業技術革新課課長、門田靖氏に「オープンイノベーションの潮流と関東経済産業局の取り組み」と題して、オープンイノベーションの重要性や、これからの課題についてご講演を頂きました。次に綿貫啓一所長より産学連携研究開発の事例の紹介がありました。
展示会の報告では、台湾で9月に開催された2018Taiwan Innotech Expoについて、首都圏活性化協会のシニア産学官連携コーディネーターの八木誠氏より報告がありました。
また、学会報告においては、日本機械学会機素潤滑設計部門第24回卒業研究コンテストにおいて最優秀発表賞を受賞された理工学研究科博士前期課程の小河原侑哉さん、同じく優秀発表賞を受賞された原良輔さんからそれぞれ発表がなされました。その後、マレーシアにて行われたiDECON2018国際会議にてBest Presentation awardを受賞された工学部機械工学科のヌル イズヤナ ファラディラ ビンティ アズミさんと埼玉大学と共同研究を行っている株式会社創健の岡野英幸氏から、またBest Paper Awardを受賞された、株式会社日立製作所に勤務し綿貫ゼミのゼミ生でもある小野寺誠氏からそれぞれ受賞と発表内容について報告がありました。

第20回のワークショップは平成30年11月21日、大宮ソニックシティにて行われるBIZ SAITAMA内において開催される予定です。