埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は、平成30年7月11日(水)に第16回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップを開催しました。本ワークショップは、先端ラボのヘルスケア・イノベーション研究ユニットの取組みとして行われ、企業、産業支援機関、大学関係者など77名の参加がありました。

第1部では66名がご参加のもと先端ラボ関連の研究室見学、先端ラボのインキュベーション・スペースの施設見学や研究内容の紹介がありました。

第2部では、冒頭に先端ラボ綿貫所長より挨拶があり、先端ラボにおけるAI技術関連研究開発について紹介がありました。
次に、工業技術研究院日本事務所の楊智喬氏より、「ITRIにおける技術イノベーション」について説明があり、次世代産業の創出について事例を紹介していただきました。さらに、専門職大学京都国際キャリア大学設立準備委員会の亀井勉氏より、「未病改善に有用と思われる脳免疫連関に基づく技術開発」についてご説明いただき、続いて株式会社創健 研究開発部の岡野英幸部長より、国際生体電磁気学会BioEM2018参加報告として、「ヒト被験者において交流電磁場により体内に誘導される電場と渦電流の推定」について研究成果をご報告いただきました。

最後に、埼玉大学教育学部の清水由紀准教授より「子どもの心を可視化する」というテーマで、また、埼玉大学教育学部の小澤基弘教授より「大学におけるドローイングを用いた授業実践とその効果の検証」についてお話いただきました。

なお、第17回のワークショップは平成30年8月1日、第18回のワークショッブは平成30年9月13日に開催する予定です。

(※)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、産学官金連携による研究・開発協働、事業化等を見据え、大学と産業界・地域社会のインターフェイスとして、共創型ワークショップや先端産業インキュベーションを実現するために平成28年4月に設置されたものです。