「ロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが事務局となって開催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、設計・メカトロニクス要素、振動解析、強度解析、運動解析、計測・制御工学、プログラミング技術、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行い、さらにロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、実際に製作するロボットの課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。
第13回セミナーでは、前回に引き続き、ロボティクス製作総合実習としてロボットの製作が行われました。

開催日時: 平成30年1月31日(水) 13:00~16:30
開催場所: 埼玉大学 研究機構棟1階 108室
テーマ:
ロボティクス製作総合実習2(グループ討論・実習)
概要:
まずロボット製作に先立ち、ロボットの制御設計およびシミュレーション時に汎用的に用いられるアプリケーションソフトの説明が行われ、物体を認識してつかみ取るロボットアームの例が紹介されました。
続いて、株式会社朝日ラバー 代表取締役社長 渡邉 陽一郎氏より、「ものづくりの自動化について」と題してご講演いただきました。
その後は、グループそれぞれに前回まで取り組んできたロボットの製作に取り組み、最後にグループリーダーより、現在の状況と解決するべき課題についての説明がなされました。

参加人数: 11名