6月17日(金)、埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(以下、先端ラボ(※))は初のワークショップとなる「第1回ヘルスケア・イノベーション・ワークショップ」を開催しました。本ワークショップは、先端ラボのヘルスケア・イノベーション研究ユニットの取組みとして行われました。

最初に、佐藤理事より挨拶があり、次いで綿貫所長より先端ラボの概要及び取組みについて説明があり、「企業と大学の研究室が1対1で共同研究するだけではなく、大学が核になり複数の企業をコーディネートし、先端産業インキュベーション・スペースで異業種連携や新分野展開支援を行いながら、製品の企画、研究開発、製造、実用化を一環して取組み、共創の場における人材育成や新たな事業化を目指していきたい。また、ここからイノベーションを起こし、地域貢献をしたい」と話がありました。

続いてヘルスケア・イノベーション研究ユニットに関連する4企業がプレゼンテーションを行い、「多種多様な筋力や生体情報を測定し、機能改善や健康増進させる医療機器開発」や「スポーツ後の疲労を回復させるリカバリウェア」など産学連携の取組みによる事例について企業から説明があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
本ワークショップには、企業、自治体、そして大学関係者など80名を超える参加があり、本ラボへの関心の高さが伺え、有意義なワークショップとなりました。

なお、第2回のワークショップは8月5日(金)に開催する予定です。

(※)埼玉大学先端産業国際ラボラトリーは、産学官金連携による研究・開発協働、事業化等を見据え、融合科学研究科(仮称)と産業界・地域社会インターフェィスとして、共創型ワークショップや先端産業インキュベーションを実現するために平成28年4月に設置されました。また、先端産業分野別に「ヘルスケア・イノベーション研究ユニット」及び「メディカルイノベーション研究ユニット」の2つの研究ユニットを設置しています。

【新聞掲載・テレビ放映】
・テレビ埼玉 ニュース930 2016年6月17日放映
・日本経済新聞 35面 2016年6月18日掲載

【参考】
>>埼玉大学先端産業国際ラボラトリー メディカルイノベーション研究ユニット第1回セミナー開催のご案内