「AI/IoT技術を活用したロボット開発人材育成実践セミナー」は、昨年度に引き続き、埼玉県の委託事業として埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが主催しています。

本セミナーでは、ロボットの設計・開発に必要となる基礎知識の講義・演習・実習を行うとともに、設計・製作の総合実習を通して、先端産業分野を担える人材の育成を目指します。特に中小企業の技術者・研究者を対象に、振動解析、強度解析、運動解析、メカトロニクス、プログラミング技術、人工知能、IoT、生体計測・人間支援関連技術、ロボットビジネス・マネージメント基礎などについての講義・演習・実習・討論を行います。また、ロボット関連研究室・施設見学およびグループ討論を通じて、グループごとにロボットの設計開発課題を設定し、ロボティクス設計総合実習、ロボティクス製作総合実習を行います。さらに、グループごとに設計・製作したロボットについて、課題の成果発表を行うとともに、総合討論を行います。

第1回セミナーでは、埼玉大学大学院理工学研究科 名誉教授である佐藤勇一先生による振動解析の講義が行われました。

開催日時平成30年11月13日(火)13:00~17:30

開催場所: 埼玉大学 研究機構棟5階 520室

テーマ:振動解析(講義・実習)

概要:機械構造物の振動現象はどのようなメカニズムで発生するのか、またどのような種類があるのか、絵や動画を使って様々な事例が説明されました。さらに、振動問題を解決するために必須の知識である固有振動数、およびその振動モードの説明、振動現象を理解するために必要な運動方程式についての講義が行われました。 

参加人数20名