理工学研究科 竹田弘法准教授が令和8年度文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞
2026/4/8
埼玉大学大学院理工学研究科の竹田弘法准教授が、令和8年度文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました。
文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として行われているものです。
「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満(出産・育児により研究に専念できない期間があった場合は、42歳未満)の若手研究者を対象とした賞です。
表彰式が4月15日(水)に執り行われる予定です。
若手科学者賞
| 受賞者 | 大学院理工学研究科 竹田弘法准教授 |
|---|---|
| 受賞業績名 | ミトコンドリアβバレル膜タンパク質複合体の構造生物学研究 |
受賞研究の概要
ミトコンドリアはエネルギー産生に必須のオルガネラであり、ミトコンドリア膜におけるタンパク質膜挿入や代謝分子の分子交通の分子機構は未解明であり、生物学における重要な課題であった。竹田弘法准教授は、ミトコンドリア膜においてタンパク質を撒く中でフォールディングさせるタンパク質膜挿入装置をクライオ電子顕微鏡により原子レベルで可視化し、膜中におけるタンパク質フォールディングの理論基盤を構築した。さらに、ミトコンドリア膜の分子交通の中枢となる代謝分子輸送体の立体構造と多面的機能を解明し、構造と生化学機能の関係を実証した点は国際的にも高く評価された。本研究成果は、ミトコンドリア機能の分子基盤理解を深め、膜タンパク質研究の展開に寄与する成果である。
なお、本研究は、推薦人である京都産業大学の遠藤 斗志也教授との連携のもと、研究機器の活用などの協力を得て進められたものであり、同大学との共同研究により得られた成果である。
