大学院理工学研究科 松永康佑准教授がJST「ライフサイエンスデータベース統合推進事業」に採択されました
2026/4/3
大学院理工学研究科の松永康佑准教授が、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の「ライフサイエンスデータベース統合推進事業(統合化推進プログラム)」に採択されました。
本プログラムは、ライフサイエンス分野に関わる国内外のデータを統合的に扱うためのデータベース開発を支援するもので、研究開発を通して公共データ利活用のための情報環境の整備や、利用者の知識発見や課題解決への寄与、国際的なオープンサイエンスへの貢献を目的としています。
2026年度の募集では、将来性と独自性の高い構想を有する萌芽的研究開発を対象とした「育成型」の公募が行われ、25件の応募の中から3件の研究開発課題が採択されました。
本研究課題は2026年4月1日より開始され、最長3年間にわたり実施されます。
| 研究代表者 | 大学院理工学研究科 松永康佑 准教授 |
|---|---|
| 研究開発課題 | MDデータの共有と再利用を支えるデータ・モデル基盤の構築 |
| 対象とする主なデータベース | MDDB-AI Hub |
研究概要
AI 駆動型生命科学研究を加速するための分子動力学(MD)シミュレーションデータベースを構築する。このデータベースでは、実験系の生命科学研究者には Web ブラウザからタンパク質動態を閲覧できる環境を、計算科学者にはシミュレーションデータを標準的に登録・共有できる基盤を、AI/機械学習研究者には ML-Ready 形式の訓練データセットと学習済みサロゲートモデルを提供する。欧州 MDDB と連携して日本・アジア地域のデータハブとして機能しつつ、拡張サンプリングや粗視化 MD によるマルチスケールデータの体系的整備、ベンチマーク・リーダーボード機能など、AI 訓練に特化した独自の付加価値を実装する。誰もがタンパク質の動態情報にアクセスできる MD データ利活用環境を実現し、構造生物学や創薬研究への貢献を目指す。
