研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同ステージⅡに採択~ものづくり産業における効率化による開発期間短縮とコスト低減に貢献~(大学院理工学研究科 横山知郎教授 共同研究)
2025/10/2
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京都大学、埼玉大学(大学院理工学研究科 横山知郎教授)、富山大学、ダイキン工業、BIPROGYの産学共同研究テーマ「産業流体装置開発を加速する流線トポロジカルデータ解析(注1)ソリューション」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)2025年度産学共同ステージⅡ(本格フェーズ)のICT、電子デバイス、ものづくり分野」に採択されました。
本共同研究では、数理科学の成果である流線トポロジカルデータ解析を発展させ、ダイキン工業の空調用圧縮機において、内部の複雑な流れの本質的なスケルトン構造を高速かつ効率的に抽出するアルゴリズムを産み出し、可視化するソフトウエアの開発を目指します。
この解析により、産業機器開発現場で流体シミュレーション計算結果の解釈が容易になり、効率化による開発期間の短縮やコストの低減、新たな省エネ製品の開発につながります。また、他の産業流体装置開発への適用展開も含め、幅広い分野への応用も期待できます。
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)2025年度 産学共同 ステージⅡ(本格フェーズ)
研究テーマ | 産業流体装置開発を加速する流線トポロジカルデータ解析ソリューション |
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開発期間 | 2025年10月1日~2030年3月31日 |
役割 |
京都大学、埼玉大学、富山大学:流線トポロジカルデータ解析(TFDA)の理論整備 |
注1:流線トポロジカルデータ解析(Topological Flow Data Analysis; TFDA)
気流や水流などの流線構造から渦などの特徴を抽出し、文字列として出力する技術