埼玉大学

社会連携・地域貢献

埼玉大学連続市民講座 part 10 「未来を照らす-知の最前線-」

埼玉大学/読売新聞さいたま支局 共催
【後援】埼玉県教育委員会/さいたま市教育委員会
【協賛】埼玉りそな銀行/武蔵野銀行/埼玉縣信用金庫/コープみらい/埼大通り商店会/埼玉県商工会議所連合会

 埼玉大学と読売新聞さいたま支局の共催による連続市民講座は、本年度で10回目となりました。この10年間、埼玉大学での研究をご紹介しつつ、豊かな地域づくりに貢献したいという思いから、市民の皆さまとともに、埼玉の歴史・文化について、また現代社会の諸問題や最先端科学技術など様々なテーマについて考えてまいりました。こうして10年間続けてこられましたのは、市民の皆さまの積極的なご参加の賜物と感謝しております。

 2019年、「平成」という一つの時代が終わり、「令和」の時代が始まります。そして埼玉大学もまた創立70周年を迎え、また未来に向けて新たなスタートを切ります。

 今年度の連続市民講座は「未来を照らす-知の最前線-」をテーマに、各学問領域における知の最前線のその先に、「豊かな未来」へとつながる道を考えていきます。今、私たちが創出し、次の世代へと引き継がれてゆくものとは何か。それは、知的好奇心から始まり、新たな発見であり、創造力であり、たゆまぬ探求から生まれる「知」の力であると信じております。

 多くの皆さま方のご来場をお待ち申し上げます。

副学長(広報・社会連携担当) 井口 壽乃

※大学へのお問い合せは下記にお願いします。
TEL:048-829-7672  E-Mail:koho@gr.saitama-u.ac.jp

開講時間

毎回土曜日14:00~15:40(開場13:00、第1回・6回は15:50まで)

会場

埼玉大学全学講義棟1号館3階(1-301講義室)
埼玉大学へのアクセス・構内案内図は、交通・キャンパスマップのページをご覧ください。
埼玉大学交通・キャンパスマップのページへ移動しますこのリンクは別ウィンドウで開きます

定員

350人(定員を超えた場合は同棟1-304講義室でモニター受講となります)

対象・参加申込

どなたでも受講できます。高校生、大学生の皆さんもぜひご参加ください。
事前の申込みは必要ありません。
全6回中、5回以上受講された方には「修了証」を差し上げます。

各回とも手話通訳を行います。(事前のお申し出は不要です)
点字資料をご希望される方は、準備の都合上、各開催日前日の3週間前までに、問合せ先までお申し出ください。
お車でお越しの際は、学内に駐車場がございますので、正門左手側の守衛所にて入構手続きをしたのち、ご利用ください。なお、学内の駐車場は、台数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。
未就学児のご入場はご遠慮ください。

受講料

無料

講座ラインナップ

第1回 令和元年5月25日(土)
14:00~15:50
終了しました <開催報告はこちらをご覧下さいこのリンクは別ウィンドウで開きます


大学院
人文社会科学研究科
准教授 金井 郁かない かおる

働き方の未来
-就業とケアのあり方を考える-


日本労働組合総連合会
総合男女・雇用平等局
総合局長 井上 久美枝いのうえ くみえ

国や時代を問わず、私たちの生活と生存にケアは不可欠です。子どもを産み育てるケアだけでなく、成人となっても日々の食事、洗濯をする等、生活を送る上で自身が担うとしてもケアは必要です。障がい者や高齢者の生活にもケアを必要とします。本講座では就業とケアをめぐる研究の蓄積からケアを担う人々が日本社会においてどのように位置づけられているのかを検討し、これからのあり方を考えていきたいと思います。


大学院
人文社会科学研究科
教授 禹 宗杬うー じょんうぉん

第2回 令和元年6月22日(土)
14:00~15:40
終了しました <開催報告はこちらをご覧下さいこのリンクは別ウィンドウで開きます


大学院理工学研究科
教授 森安 裕二もりやす ゆうじ

生物学の最前線
-植物「液胞」を理解する-
生物の体は細胞という基本単位からできていますが、植物細胞には「液胞」と呼ばれる特徴的な構造が存在します。私は、「液胞」とは一体何なのかを調べています。本講座では、生物学で「液胞」はどのように理解されているのかを、時に「液胞」がどのように私たちの生活と関係しているのかの雑談を交えながら解説したいと思います。
第3回 令和元年7月20日(土)
14:00~15:40


大学院理工学研究科
教授 松岡 浩司まつおか こうじ

感染症に挑む!
-工学からのアプローチ-
今年もインフルエンザが猛威を振るいました。インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる疾患ですが、世の中には、他の感染症の原因となるウイルスや細菌がたくさん存在しています。本講座では、ウイルスと細菌の違いをはじめ、講師が研究対象としているインフルエンザウイルスや病原性大腸菌O157などについて、工学的な視点でわかりやすく紹介したいと思います。
第4回 令和元年9月7日(土)
14:00~15:40


大学院
人文社会科学研究科
准教授 宮田 伊知郎みやた いちろう

アメリカにおける「豊かさ」の行方
-郊外の過去、現在、そして未来-
一戸建ての住宅、自家用車、芝生の庭。こうした要素からなる郊外の生活は、第二次世界大戦後のアメリカの「豊かさ」の象徴でした。本講座は、郊外が戦後アメリカの政治文化において果たした役割を概観し、アメリカにおける「豊かさ」のイメージの変化について考察します。さらに本講座では、これらの作業を通して、今後のアメリカの行方についても考えてみたいと思います。
第5回 令和元年10月12日(土)
14:00~15:40


教育学部
教授  田代 美江子 たしろ みえこ

人権を基盤とする教育を目指して
-包括的性教育をめぐる国際的動向-
「豊かな未来」へとつながる道を展望しようとするとき、私たちがこの社会をどのように認識するのかは重要な鍵となります。それは、「豊かな未来」が誰にとっての未来であるのかを問うことでもあります。人権課題の中核に位置するジェンダー平等やセクシュアリティの多様性をめぐる国際的動向を踏まえながら、包括的性教育とは何か、そして日本の教育の課題はどこにあるのかについて考えていきます。
第6回 令和元年11月23日(土)
14:00~15:50


埼玉県立がんセンター
臨床腫瘍研究所
主幹  大平 美紀 おおひら みき

DNAからがんの性質を探る
-ゲノム研究の進展とがんゲノム医療への応用-
がん遺伝子パネル検査は、がん細胞で起こった遺伝子の変化を網羅的に捉え、その性質に合った治療法の選択につなげるための検査であり、将来の保険収載を見据えた先進医療として全国の拠点病院を中心に開始されています。これは「がんゲノム研究」の成果が医療へ応用された典型例であり、今後このような検査がさらに身近なものになると期待されます。本講座では、がんのゲノム研究(DNA研究)がこれまでにどのように発展し応用されているかについて、自身の研究の話も交えながらご紹介します。


大学院理工学研究科
教授  菅沼 雅美 すがぬま まさみ

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