エジプトにおける日本の教育協力―在エジプト日本大使館川島書記官をお招きした講義を開催―
2026/10/14
工学部開講講義「現代社会概説」は、学生が地域から世界にまたがる多角的視点を持ち、持続可能な開発目標(SDGs)に設定されている社会的課題に関する理解を深め、自分事として捉えることを目標としており、毎回学内外の専門家による講義が行われます。
10月7日(水)は、文部科学省より外務省(在エジプト日本大使館)に出向されている川島志月書記官を講師としてお迎えしました。
冒頭、小中鉄雄研究機構研究推進室教授から文部科学省業務説明資料(同省より提供)の紹介を行った後、川島書記官講師よりエジプトにおける日本の教育協力の取り組みについての講義がありました。
川島書記官からは、エジプトの政治・経済状況等の概要紹介に続き、「エジプト・日本教育パートナーシップ(EJEP)」の下、日本として就学前教育から大学院教育まで学校段階を問わず切れ目ない教育分野の開発協力を行っている唯一の国がエジプトであることにつき、これまでの成果や課題を含め詳細な説明がありました。特に近年、「日直」「学級会」「掃除」といった日本式教育の導入・普及がEJS(Egyptian Japanese School)を中心に進んでいる点は多くの受講生にとって新鮮で印象深かったようです。
また、日本の政府開発援助(ODA)による支援を受け昨年正式開館した大エジプト博物館での我が国の存在感や、外交官としてのリアルな仕事・日常生活の様子も写真を交えて披露いただき、海外勤務の実情等を垣間見る貴重な機会にもなりました。
受講生からは、「どのような経緯でエジプトが日本式教育に関心をもつようになったのか」、「エジプトのように宗教、信仰観が異なる国での教育協力は難しい面もあるのではないか」等の質問もあり活発な意見交換が行われ、授業終了後もしばし歓談が続きました。
