第1回ERATOシンポジウムを開催しました(ERATO豊田植物感覚プロジェクト)
2026/10/8
9月24日(木)、埼玉大学にて、「第1回ERATOシンポジウム」を開催しました。本シンポジウムでは、植物が周囲の環境や他の生物からの刺激をどのように受け取り、応答するのか、さらにその知見を作物栽培へどのように応用できるのかについて、さまざまな研究分野の先生方にご講演いただきました。

■Keynote Speaker
松井 健二 教授(山口大学)
植物が傷つけられた際に急速に合成・放出される緑葉揮発性物質(Green Leaf Volatiles; GLVs)についてご講演いただきました。GLVsが細菌や昆虫に対する植物の防御応答にどのように関わるのか、また植物間のコミュニケーションにどのような役割を果たしているのかについて、研究成果をご紹介いただきました。
■Speakers
有村 源一郎 教授(東京理科大学)
昆虫に由来し、植物の防御反応を引き起こす物質「エリシター」と、それを認識する植物細胞の受容体に着目し、植物が昆虫由来のシグナルをどのように認識し、昆虫と植物との相互作用につなげているのかについてご講演いただきました。
内藤 健 上級研究員(農業・食品産業技術総合研究機構)
現在栽培されているアズキが、その祖先にあたる野生種ヤブツルアズキから、いつ、どのように栽培化され、各地へ広がっていったのかについて、ゲノム解析を用いた研究成果をご紹介いただきました。
竹島 亮馬 助教(埼玉大学)
豊田植物感覚プロジェクトで得られてきた、植物による接触刺激や匂い刺激の受容・シグナル伝達に関する知見を紹介するとともに、それらの研究成果を将来的な作物栽培へ応用することを見据えた研究について講演しました。
今回のシンポジウムを通して、植物が環境や他の生物からの情報を受け取り応答する仕組みから、植物の栽培化、さらには研究成果の農業への応用まで、幅広い視点から議論が行われました。






豊田 正嗣|埼玉大学研究者総覧
埼玉大学細胞情報研究室(豊田研究室)ウェブサイト
ERATO豊田植物感覚プロジェクトウェブサイト
