お作法から日本の心を学ぶ―角田理友先生を招いた講義を開催―
2025/11/19
日本人学生・留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この講義は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
11月13日(木)の授業では、華道の講師も務めていただいた角田理友先生をお招きし、日本の作法について学びました。講義は和室で行われ、床の間に飾られた掛け軸に書かれていた「和敬静寂」という四字熟語の意味を、角田先生から一語一語丁寧に教えていただきました。
「和敬静寂」とは、茶道や華道、また日本の伝統文化における重要な概念の一つであり、他者との調和を保ち、敬意を持ちながら、心豊かに生きることを目指す精神的な教えです。角田先生は、さらに日本の作法において、日本人学生、留学生ともに、日常生活の中で「奥ゆかしさ」や「さりげない気配り」、そして「美しい立ち振る舞い」を身につけてほしいとお話しいただきました。
次にお客様への接待や座布団の座り方、お辞儀の仕方、煎茶の淹れ方などの具体的な所作をお弟子さんの大塚祐美先生が見本を示しながら、みんなで一緒に学びました。
最後に、留学生の皆さんが自国の挨拶を披露し、多様な挨拶に大いに盛り上がりました。作法から日本流の心遣いを学んだ本講義は、日本人学生・留学生双方にとって、大変有意義なものとなりました。
