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漆の箸づくりから学ぶ日本工芸-工芸家 三田村 雨龍氏による講義を開催

2025/11/12

講義後の集合写真

日本人学生・留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この講義は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。

11月6日(木)の授業では、工芸家 三田村 雨龍氏をお招きし、箸づくりを通して日本工芸を学びました。
箸作りはまず、利き手の親指と人差し指を直角に広げた指と指の長さの1.5倍に相当する「ひとあた」の長さに、細いのこぎりで木を切るところからスタートしました。

のこぎりを初めて使う留学生も多く、最初は戸惑いながらも、三田村氏のご指導のもと、きれいに切ることができました。次に、2種類の紙やすりを使って切り口を整え、その後、カラーペンで好きな色や柄を描き、それぞれが思い思いのデザインで「マイ箸」を作成しました。

三田村氏からお箸について、「日本でも食文化の変化により、3食お箸を使うことが少なくなっています。いま作っている箸の先は“うるし”でコーティングされており、口に入れても安心して使用できるものです。また、便利で清潔に使える使い捨ての箸もありますが、「マイ箸」を繰り返し使用することを通じて、資源の大切さやSDGsの観点からも、安全なものを選ぶ意義についても考えてほしい」というメッセージが伝えられました。
作成した箸は工房にて仕上げ塗りされ、後日、みなさんの手元に届く予定です。

工芸家の三田村雨龍氏
箸を自分の手のサイズに合わせてカットします
完成した箸
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