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集中講義「電気とカーボンニュートラル」を実施しました

2025/9/17

8月26日(火)~28日(木)の3日間、本学と「カーボンニュートラル実現や脱炭素先行地域達成に向けた共創推進に関する包括連携協定」を締結している東京電力パワーグリッド株式会社の協力の下、主に文系学生を対象とした集中講義AL1「電気とカーボンニュートラル」を開講しました。

地球温暖化は海水面の上昇だけでなく、災害の甚大化など我々の生活に大きな影響を与えており、その対策として、2050年のカーボンニュートラル実現を目標に、温室効果ガス削減に向けた様々な取り組みが進められています。

集中講義の初日は、温暖化対策の目標であるカーボンニュートラルとは何か、カーボンニュートラルと電気の関係について講義を通じて学びました。その上で、東京電力パワーグリッド株式会社よりお招きした講師の方々から、電気の基礎的知識や電気事業の成り立ち、自然エネルギーによる発電の仕組み、電気を通じたカーボンニュートラルの取り組みを学びました。

二日目は、東京電力グループの施設を訪問して、発電所で実際に使用されていた発電機や電気事業140年の歴史を学ぶ展示を見学し、施設内のイノベーションルームでカーボンニュートラルとどのように向き合うかディスカッションを行いました。見学した電気の史料館(横浜市鶴見区)は現在休館中ですが、この授業のために特別に見学させていただきました。

最終日は、ミニ太陽光発電所の製作を通して太陽光発電の仕組みや課題を学んだ後、3日間の講義から学んだことを踏まえ、25年後のカーボンニュートラルの実現に向けた各々の考えを持ち寄り、グループ討議を実施しました。受講生からは「自分には関係ないと思っていたけど、自分が取り組むことができることがあることが分かった」との発言があるなど、それぞれがカーボンニュートラルについての考えを深め、この先、何に取り組んでいくべきかを考える契機となったのではないでしょうか。

(左)社会変革研究センター・加藤直樹教授
(右)社会変革研究センター・持木克之准教授
東京電力パワーグリッド株式会社埼玉総支社・
勝井正彦副総支社長による講義
「電力会社の歴史と東京電力グループの事業」
東京電力グループの施設訪問
電気自動車は100年以上前からあったそうです
施設内のイノベーションルームでのディスカッション
社会変革研究センター・黒川秀樹客員教授
(左から3人目)の指導によるミニ太陽光発電所製作
完成したミニ太陽光発電所でサーキュレーターを動かしました!

参考記事:本学と東京電力パワーグリッドが「カーボンニュートラル実現や脱炭素先行地域達成に向けた共創推進に関する包括連携協定」を締結しました

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