社会変革研究センター・レジリエント社会研究部門が行政機関・民間事業者と共に「地域レジリエント社会研究コンソーシアム」を設立
2025/8/6
7月31日、本学総合研究棟のシアター教室にて、「地域レジリエント社会研究コンソーシアム」の設立総会が開催されました。
本コンソーシアムは、大学、行政機関、民間事業者が連携し、防災計画の策定・改善、災害対策の強化、インフラの維持管理など、地域の防災・減災に関する多様な課題に関して情報を共有し、実効性の高い取り組みを推進することを目的としています。
設立総会では、本学をはじめとする設立時の会員機関が一堂に会し、設立趣意書および規約の採択、役員および各種委員の選任が行われました。会長には、本学の理事(研究・産学官連携担当)・副学長・社会変革研究センター長を務める石井昭彦氏が就任しました。
設立総会終了後には、会員機関以外の一般参加者も加わり、設立記念公開イベントが開催されました。イベントは石井会長による挨拶に始まり、社会変革研究センター・レジリエント社会研究部門長であり、コンソーシアム副会長を務める齊藤正人教授によるコンソーシアムの概要紹介が行われました。
続いて、コンソーシアムに設置された3つのワーキンググループ(「地理情報活用」「地域防災減災コミュニケーション」「インフラDX実践」)の主査を務める教員による活動紹介が行われた後、以下2つの記念講演が行われました:
・「八潮市道路陥没事故を踏まえた地域レジリエントの構築について」
吉田 薫 氏(埼玉県下水道局長)
・「埼玉県の未来を創る県土づくり ~日本一暮らしやすい埼玉を目指して~」
飯塚雅彦 氏(埼玉県県土整備部副部長)
会場には多数の参加者が来場し、講演者の話に熱心に耳を傾ける姿が見られました。
埼玉大学は今後も、地域と連携しながら災害に強い社会の構築に向けた研究と実践を推進するとともに、本コンソーシアムの活動を通じて、地域の防災力向上と持続可能な社会の実現に貢献していきます。