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アメリカでの日本文化ビジネスの可能性を学ぶ-起業家 清水陽一郎氏が最終講義で講演

2025/7/31

講義後の記念撮影

教養・スキル・リテラシー科目の講義「Introduction to International Relations」は、日本と世界との結びつきを第一線で担っている各国在京大使館や国際機関の皆さんなどを講師にお迎えし、世界中から集まる留学生と日本人学生が交流しながら共に学び、グローバルな問題への理解と国際的な視野を広げることを目指した国際共修授業です。ホームページのニュースで講義の様子を毎週お伝えしています。

7月24日(木)の最終講義では、隼エナジー株式会社代表取締役およびTokyo Story代表の清水陽一郎氏をお招きし、「アメリカにおける日本文化ビジネスの課題と可能性について」というテーマで講演いただきました。清水氏は、40代後半までの20年以上にわたり、国際的なオイルビジネスに携わられ、激動する世界情勢のなかで築かれた豊富な海外での経験などお話いただきました。その後、順調に展開していたオイルビジネスが、脱炭素社会への転換やアメリカ大統領の交代による規制強化の影響を受け、方向転換を迫られることになり、50代で新たな挑戦として、アニメやガチャガチャといった日本のサブカルチャーを軸にしたビジネスを立ち上げられました。海外での日本文化への関心の高まりを背景に、その可能性とともに、起業にあたっての心構えや社会観・人生観についても熱く語ってくださいました。

講義後半には、「これから流行りそうな日本のコンテンツ」をテーマにグループディスカッションが行われ、学生たちは自由な発想で意見を交わしました。議論のなかでは、日本独自の文化に対する再発見も多く、参加者にとって新たな視点を得る機会となりました。

今回が最終講義となりましたが、受講生たちは、本講義を通じて国際社会におけるコミュニケーションの重要性や、異文化理解の大切さを深く学ぶことができました。他者の価値観を尊重する姿勢を養うことができたこの講義では、学生にとって貴重な経験となり、今後の国際的な交流へとつながることが期待されます。

講演する清水氏
ディスカッションの様子
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